笑顔 / Smile

八戸えんぶり祭り・青森県八戸市

笑顔は大事だ。結果として自分を守るという意味でも。スマイルせよ、と言われると嫌だけれど、笑顔の人には話しかけやすいのも確か。災害時、スマイルがあれば軽いと見なされ、軽い方から救助されやすいという話を聞いたことがある。助かる可能性のある人こそ助けたいという、救助する側の心理だろうか。

普通に考えても、ムスッとした中高年の顔が並ぶと誰でも威圧感を受けるし、にこにこした子どもの顔が並ぶと、なぜか自然に応援したくなる。「国境なき医師団」「ユニセフこども基金」(だったかな?)などの募金メールでも、以前は「悲惨さ」を訴える写真が多かったが、最近は笑顔の、「希望」をアピールする写真に変わってきた。どうせ寄付するなら、より将来的な、明るい(smile)方向に活かして欲しいと思う人の方が、そうでない人よりは多いだろうから。。

「人は自分を好む人を好む」とは誰の言葉だったか。心理学的には、「自分のマネをする人を好む」ということになるらしい。でも私は嫌だ。私と私のクローンが並んでスマイルしている風景など、見たくはないんだ。