極小の風景

私のいる三角形

前回の習作で、三角形の中にチラッと風景の破片のようなひらめきを感じたので、その方へ少し進めてみた。あくまでトレーニングなので、あれこれ考え過ぎず、まずは描いてみる。やり過ぎ、思考不足があるのは当然。

青の微妙な明暗と、色の深さの幅だけで空間を作れるようになりたい。ここでは精神性など全く求めない。新たに発見できた部分も少しはあるが、色の使い方がまだ行き当たりばったり。技術的な課題がクリアされていない。

一つの法則性を確立することがとても大事だと思う。絶対的なものがあるとは思わないが、よりドライなもの、変わらないものを少しずつ掴み、積み上げる。他に選択肢がないのだから、仕方ない。

 

三角形、四角形、円

三角形、四角形、円

色々と試行錯誤しているが、ゴールがあるわけではない。ひとつひとつ技術的な課題をクリアし、さらに新たなヒントを発見する、純技術的な試み。

毎回毎回新しい試みをするわけてはない。一度できても、それがまぐれということもある。一度現れた効果を何度も再現できることも、とても重要なことだ。技術に頼る絵はつまらないが、技術がなければ発想さえできない(こともある)とクレーも言っている通り。

 

秋の風

風–3つのおうぎ形          習作

久しぶりに深い眠りを感じた。それを破ったのは、やはり腰痛。鋭い痛みがしばらく続いたあと、すっと痛みが和らいで二度寝。

秋の風だ。窓を開けてすぐ「あ、秋だ」と声に出した。何だか少し嬉しい。そのあと、たくさんの用事を思い出した。