ムラサキシャチホコ蛾

わが庭のイラガ

ムラサキシャチホコ蛾
ムラサキシャチホコ蛾

「ムラサキシャチホコ蛾」。6/30に下北へ出発する直前に、なぜか目の前に。初めて見る蛾だ。この蛾がなぜか最近人気急上昇らしい。確かにこの丸まった枯葉の迷彩塗装は現代的だし、ヘタな画家顔負けの立体感表現がすばらしい。なによりかっこいい。そいつが、下北への出発間際、まるで見送りのように出てきてくれた(ちょっと不気味な見送りでもあるが)。無毒なのも好感が持てる。シャチホコの名は幼虫がシャチホコのように尻を持ち上げる習慣があるところからきているらしい。ムラサキは高貴の尊称である。この蛾にはもう一度会ってみたい。

*この記事には後日匿名の方から「これはウンモンスズメです」というご指摘を頂きました。画像検索してみるとご確かに指摘どおり。匿名の方、ありがとうございました。記事自体はそのままにしますが、この蛾は「ウンモンスズメ」です。訂正いたします。

三沢航空科学館(青森県)にて

三沢基地のF-16戦闘機
三沢基地のF-16戦闘機

7月4日、下北からの帰り(6/30~7/4まで所要で下北に行ってきた)、三沢市の青森県立航空科学館へ立ち寄った。当日はもう一か所、斗南(となみ)藩記念観光村にも足を延ばした。寺山修司記念館も近い。

今日の話題は航空科学館。航空自衛隊三沢基地とフェンス一枚で隣接している。科学館から見て、自衛隊基地の奥に米軍三沢基地がある。着いたのは11時頃だったが(たぶん)自衛隊のF-16がひっきりなしに発進、急旋回等の訓練を繰り返し、爆音が響いていた。

旧陸軍双発高等練習機
旧陸軍双発高等練習機

見たかったものの一つは、昭和18年訓練飛行中に十和田湖に墜落した旧陸軍「一式双発高等練習機」。2012年9月5日、69年ぶりに湖底から引き上げられ、現在同科学館に展示中だ。

湖底から引き上げられたこの機体を見ていると、4人の搭乗員のうち一人だけ救助された少年飛行兵(17歳だったか?)の苦しさや、亡くなった3人の驚き、動揺、必死さ、無念さが何故だか伝わってくるような気がするのは不思議なこと。やはり戦争はいやだとあらためて感じた。