下北風景 / Landscape

下北風景 パステル、クレパス

久しぶりに風景画を描いてみようかと、スケッチブックに子どもが使った残りのクレパスなどで、イメージを描いてみた。

母を見舞った病院から1.5kmほどの、道沿いにある民家。車の出入りする轍の跡がなければ人が住んでいるようには見えない。晴天の雪景色だったが、そのままではまるで観光写真に見えるので、月夜を思わせる、青い風景にしてみようかと、2〜3枚スケッチした。

絵の半分は見る人が描くものだ、という考えが近年強くなってきた。文化とか環境とか生命という大きな次元の中で、「個」ということの意味が私にとっては随分変わってきた。始めに個ありきではなく、どう生まれ、どうやって輝くのか、少し考えるようになってきた。