酔芙蓉

V.S.O.P (ペン・水彩)

V.S.O.P ってなんのことかいな?じっと画面を見ていると・・・突然ひらめいたのではないでしょうか。そうです。なにか金魚鉢のようなものの裏側に、逆文字に書かれている文字らしきもの。そうすると、これは金魚鉢ではなく、ブランデーグラスなのかも知れません。

後ろはナニかな?ピクルスの瓶が並んでいる、と言うと「ん~ン、まあ、そう言われれば、瓶の中にレンコンらしきものとか入っていそうだし」でしょ。じゃあ、手前のピンク色は何だよ、と少し唇が尖ってくるのを感じます。―「酔芙蓉」です。いや~、全然そうは見えないよ(下手くそだなあ)っていう人もいるでしょう。作者でさえ半分はそう思っているんですから当然です。

グラスには水らしいものがあるが、少なくともブランデーではない(色が)。酔芙蓉が酔うにはアルコールは必要ないのか、あるのか、酔っているのはおまえだろう、なんて妄想を逞しくしていただければ嬉しいが、ここでは画面上の個々のアイデアがまだうまくつながっていない、というか、考えがまだ浅いってことが見えています。じゃあ、どうしたらいい?というところから、この絵は再出発します。

でも、何となく絵になりそうな予感があります。ほろ酔い程度に。

1000回視聴されました。

「クロワッサンを描く」をアップロードしました。編集にはいつも苦労しますが、今回も何カ月もかかってしまいました。それだけ苦労しても一瞬で忘れてしまう、この旧時代の「脳ミソ」が「残念の素」。悔しいが、他にうまい使い道はないものかと考えている脳自体がもそもそも「残念の素」なのだから、推して知るべし。

昨夜遅く、YouTubeにアップロードしようとしたら「1000回視聴されました。」と笑顔マーク付きの表示が出ていた。この1000回は一本の動画に対してではなく、わたしがアップしたすべてのコンテンツの合計。でも正直なところ、自分なりに「えっ!凄いじゃん」と思った。皆さん、見てくれてありがとう。この程度の動画に、計算するのも嫌なほどの時間を費やし、「自分はまったく無意味なことしてるんじゃないだろうか」という不安に悩まされる毎日、少しだけでも見てくれた人がのべ1000人いるっていう数字は、そのストレスをいくらかは解消してもらえた気になるんです。

単純計算すると、昨年9月 YouTube に初投稿して約10カ月だから、1000÷10=100/月ということになる。平均すれば毎日3人以上、わたしのビデオを見てくれたことになる。毎日3人に(たとえ既知の人でも)あらためて自分のことを知ってもらう機会なんて、普通の生活で、あるだろうか? 1つのコンテンツだけで数万回、100万回以上の再生回数のある「超」人気コンテンツなど、わたしもたまに見るが、可愛い子猫があくびをしているだけだったり、ドジな人があほらしい失敗をしたとかの、他愛のないシーンの投稿だけだったりすることも少なくない。それでもそれは視聴者に癒しとかリラックスとかの、何らかの価値を与えているのだろうと、動画投稿を始めてから思うようになった。それまでは、それらは「無意味ではないが無価値」なものとしかわたしには映っていなかった。

日本ではあまり感じないが、(オンラインで見る世界だけでも)それだけ多様な価値観があるということだろう。GAFAを筆頭とする商業的な思惑を誰しも根底に感じつつ、誰もが伝えたい(共有したい)ことを伝え、誰もが欲しい情報をできるかぎりストレートに受け取ろうとする時代。そういう時代になってきたんだなあと、始まったばかりのわたしのYouTube体験を通じてそう思う。

やっぱり笑顔はいいかも

黄色のワイン瓶のある静物(水彩)

今日(2022.6.25)は(関東は)とても暑い日だった。気象庁発表では群馬県伊勢崎市で40.1度を記録。6月中の40度越えは日本の観測史上初めてだそうだ。東京都でも都心で35度を超えたという。こちらは確か、観測地点を代々木公園かどこか、涼しいところに替えたばかりのはずだから、もとの観測地点だったらもっと高かったのは確実。こちらも明治5年(1872年)の気象観測開始以来、最も早く35度を超えた記録になったらしい(これまでの記録を1日更新)。

直近のハードな用事をとりあえずひとつ終えた帰り、「(この暑さにかこつけ?)久しぶりにビールでも飲もうかな」。近所のスーパー方向にハンドルを向ける。

道中での信号待ち。ニッコニコしながら停車中の脇を通り過ぎる女性(38歳と95日くらい?当てずっぽう)。手にはふわふわモフモフと軽そうな何か(よく分からなかった)を、10個くらい詰め込んだような袋を持っている。それが(たぶん)彼女を「ニッコニコ」にさせている理由なはずだが、信号待ちはすぐ解除されたので、それが何なのかじっくり確かめている時間がなかった。けれど、ややふくよかな彼女の満面の笑顔と、心なしか弾むような歩きぶりに、わたしの口角はすでにすこし上にあがっていた。

「やっぱり(オレも)笑顔が好きなんかも」。日ごろ「笑顔の社会的強制?」には抵抗感あるわたしなのに、何となくココロが弾んでしまった。―今日のこのクソ暑さ、笑顔などしたくても出そうもないなか、心の中から湧きあがるようなニッコニコなんて、なんてハッピーなんだろう‼彼女自身の嬉しい気分が、ストレートにわたしにも伝わってきた。そんな人が身近にいればきっと「We all be Happy!」。今日は、名も知らぬ彼女に「乾杯(完敗)!」。