絵と“しゃべり”

02/13.18:00 アップロードしました。ご覧ください

懸案のビデオやっとアップできました。前回のアップ後一週間は、ビデオ関連のことは何もできなかったので、実質10日間編集にかかったことになる。特に3連休はまるまるこの編集のために消費してしまった。

ビデオのために絵を描く時間は、水彩の場合、長くても2時間。たいていは1時間ちょっとで終わる。描きながら喋ることができれば、ナレーションなど考える時間はほとんど不要だから、カット編集だけで一日あればできるかもしれない。そうすれば週1回はもちろん、2、3回というアップ頻度も可能にはなる計算だ。

でも、喋りながら描くということは、現実的ではない。まあ、デモンストレーションでは、部分的にややそれに近いことはできるが、下描きから完成までずっと喋っていたら、集中できず、絵の方ができなくなってしまう。ここ2作ほどは、ずっと喋りつづけているが、そうした方がいい、というアドバイスに従ってやってみている。ナレーションの言葉を考える時間は膨大だし、何より「絵を描くのに、こんなに言葉が必要なのか?」という疑問を拭い去れないままに喋りつづけている。しかも、1.5倍速を目指して、早口に。当然、楽しいはずもない。そもそも、自分が描きたい絵を描いているわけではなく、ビデオのための絵を描いているのだから、それに合わせるのは仕方ないことだろうけれど。

どうせビデオを作るなら、作っている自分も楽しめる方がいい。ストレスも減るし、モチベーションも維持できるし、なにより健康的だ。理想を言えば、誰かが、わたしが描いているビデオを作ってくれるのが一番いい。その出来具合に、時どき茶々を入れて笑い合うのがいい。そんな日がいつか来るんだろうか。

花梨と貝-2つの画材を併用する

「花梨と貝」制作中。絵の中の花梨の方が、実物より存在感ありそう

1個だけ腐らずに残った花梨(かりん)を、絵のモチーフに使いまわしている。今回はスケッチ的な描写から、背景を簡単に作る方法をデモ制作してみた。

昔、テンペラでよくこの技法を使った。とてもお手軽で、便利な方法(安易過ぎる感じがして気が引ける)。下地との食いつき具合と、削り出し(今回は使わない)の時の、絵の具の硬化のさせ方に工夫を凝らしたことを思い出した。

水彩とアクリル系絵の具との併用ですが、油彩との併用もいたって簡単。特別な技術などほとんど必要なく、使うのは自分の感覚だけ。お試しあれ。

何でも忘れる

ただいま、iPad でブログを書くのに、苦労している。何を書くか、どころではない。同じ iPad 上にある、この画像を載せるやり方さえ忘れている。忘れるのが都合のいいのは政治家くらいのもので、大抵の人は困ることになる。操作方法ではなく、考え方自体が分からなくなるのだー。それでも何とかここまで辿りつけたのは、それなりに”勘”が働くようになってきた、ということだろうか。ちょっとだけ、リテラシーができてきたのかな?

新作を幾つか構想中。最近、全然制作していないので、こっちの勘はすっかり錆びついてしまった。やっぱり、制作も毎日続けないと効率も悪いし、アイデアも浮かばなくなるし、技術力も落ちる一方。あらゆることが、全てそうだ。けれど、毎日すべてのことをやるなど、不可能な事も事実。

じゃあ、どうするの?というところで振り出しに戻る。さて、この絵はこれからどうなるのか、今のところはわたしにも分からない。