ポインセチア・ビデオ編集中

危なかった。あと3~4分で26日になるところだった。ビデオ編集に追われて、ブログのことをすっかり忘れていた。

今回は「風景の中の」ポインセチア。ポインセチアは、単独で描くのはとても難しい植物のひとつ。あの大胆な赤自体もそうだけれど、いざ描こうとするとなぜかあの赤が褪めてしまい、複雑なかたちだけが押し出されてくる。

あの赤は太陽の光を浴びてこそ。だから室内に持ち込んだとたん、日当たりと陰とで作り出す鮮やかなコントラストが失われ、急に不機嫌に黙り込んだようにとげとげしい表情になるのである。けれど、これは冬の花(?)。野外でなど描いていられないという、人間側の事情がその不機嫌さの原因でもあるわけだ。

ならば室内でもっとも居心地の良い、日当たりの場所を提供するしかない。冬の太陽は這いつくばる様に低く動き、すぐにモノの影に隠れてしまう。贅沢な光の場を要求する、冬の独裁者なのである。それが、あの赤なのである。