ポインセチア‐冬晴れ

       「ポインセチア・冬晴れ」 水彩、Water Ford 紙 (粗目、コットン紙)

今日も夕方から、急いで一枚描いた。一昨日の絵のバリエーション。モチーフはまったく同じ。ただ、いつもより細い筆を使って、細かく描いています。

ここ2~3年、毎年ポインセチアを描いていても、一枚も納得いく感じがありませんでした。それでも前回と今回とで、この(ブログのような)方向なら、多少攻略法が見えてきた感じがします。

こういう “実写” 的な絵でも、実は多くの「作為・フィクション」があります。決して見えるままに描いているわけではないのです。「創作」ですから作為は当然ですが、具体的にはまず、対象物を「置く」ところから始まります。背景を作るのです。

この絵で?背景に団地があるとか、木があるとかはあまり重要ではないと考えていました。それよりは、晴れなのか曇りなのかのほうが大事だった(ムードですね)。それと関連させ(できるだけ描く手間を省きながら)、「窓枠」で背景に変化を作れないか。窓から奥の “寒色系の色” と手前の壁、ポインセチア、テーブルの“暖色系” とどう 接着させるかを考えていました。