風景画の試み

「風景」習作

今年は「風景画家」になる。それが目標と、とりあえず宣言しておこう。
あっ、その前に「あけましておめでとうございます。今年もよろしく」です。

毎年何度かチャレンジするが、いつも中途半端で挫折。風景が問題なのではなく、考え方がちゃらんぽらんだから。そして、なんの反省もなく、同じことを繰り返す。繰り返すほど失敗データだけが積み重なり、頭は失敗のカスだらけになる。

「風景画家」はともかく、私だけでなく現代のどの画家にとっても風景画は難しい。それは写真の視覚と戦わなければならないから。写真の機構、機能的レベルはすでに人間を遥かに超えている。しかもそれが誰の手にもあり、そのレベルに慣れっこになっている。どうやってそれと戦うのか?その戦略なしに、迂闊に風景画など描けないから。

もちろん、私たちの頭はまだ19世紀にあるから、通常は普通の風景を上手に描いていれば、(むしろその方が)十分に楽しい。