顔認証は一つの始まり

ごく近いうちに日本への入国審査に、ITによる「顔認証」を導入するらしい。顔以外にも指紋、(目の)虹彩など各種の生体認証があるが、顔認証は遠距離、同時多数でも見分け可能など、既に汎用されつつある。

入国審査だけでなく、国内においてもいずれあらゆる場面で私たちの顔は生まれた時から常時誰かに把握されることになる。テロリストかどうかに関わりなく、「未知の人間」の存在そのものが許されなくなる。

顔の次は「思想認証」と、どんどん人間の中身を検証、認証することになるし、可能になる。ITが感情をもつことなど無いが、人間自身が感情と反応を区別出来なくなることは間違いない。

 

晨春会展’17

写真は出品作品ではありません

晨春会展が昨日(11日)から始まった。今年31回目。今年30回記念展と意気込んだら、数え違いで昨年がそうだったという大ボケ。

それにしても暑かった。クーラーが入っているに関わらず、会場の人もじっとり汗ばんだ。この暑さでは見に行くのにもちょっとした覚悟が要る。それでも、来てくれた人は見応えがあると、それなりに喜んでくれていた。16日まで。

 

都民ファーストが変だぞ!

 

よく見よう。美味しそうな顔をして、中身は腐っていた

都民ファーストがなんか変だ。「小池のなかの葛藤」7/5 で小池さんの突然の代表辞任に?を感じると書いた。それでもまだ、奢れる自民に対する批判勢力として自立し、提案側であると知事との間の馴れ合いを排して、きっちり意見をぶつけ合える議会にするための小池流の手法なのだろうと、五十歩譲って考えていた。

ところがどっこい。まさかのまさかだ。ファーストの代表になる野田数という人は自民党以上の復古主義者、なんと明治時代の「大日本帝国憲法復活」を叫ぶ輩だというから、思わず耳を疑った。自民党とケンカになりながらも小池を応援した、盟友中の盟友、若狭勝衆議院議員も「都民ファーストを国政の受け皿にし、改憲については阿部総理に協力していく」とテレビでも言い始めたようだ。

そんなこと都民が望んでいたか?都民はそれを知っていて投票したのか?報道が事実だとすれば(たぶん事実)、これは完全な裏切りではないか。自民党の嘘よりもっと汚いウソだ。しかもきっと最初から仕組んでいたに違いない。しかし、これに憤ってデモでもしようものなら、成立したばかりの共謀罪適用第一号もあり得る。選挙に大勝利して1週間、早くも自ら化けの皮を剥ぎ取ったようだ。背後に何かが繋がっている。