シェルターの男-2

シェルターの男 f6 Mixed-medium

今年の晨春会展に出品予定の「シェルターの男」はあまり描かかないうちに制作終了間近。写真締め切りの電話を貰って、考えた。

上の作品は昨年制作の、「シェルターの男」の第1作。何気なくデッサンしていてピンと来るものがあったのを覚えている。それ以後10点は「シェルター・・」を描いた。シェルターの形もごく最近ではカプセルのように変化してきた。「カプセル」といえば福島原発や放射能といった大震災のキーワードを連想させそうだが、制作開始は昨年末で、大震災の4カ月以上も前のこと。震災には直接関係ない。

「シェルター」とは何かから、何かを守るための設備だから、この場合も、この男?は何かから自分を守ろうとしているに違いない。でも「何から」?題名の「男」も、本当に男であるかどうか実際はよく判らない。

制作は五里霧中中。道に迷う人に特有の幻灯かも知れないが、霧の向こうに「何か」があるはず、と・・・。