「コロナ」の2ヶ月

「錦糸に輝く蘭」を治療中

コロナの影響を直接感じるようになってから2か月。今の様子では25日にも非常事態宣言が解除されそうだという解放感なのか、単に、政府主導でマスコミが広げる「新しい生活様式」を受け入れ始めているということなのか、「新しい日常」がすでに始まっていると感じるようになった。

制作しながら、NHKラジオアーカイブスで「小田 実(まこと)」を聴いていた。聴きながら、描きながら、いろんなことを考えた。

彼の肉声を聴いていると、今まさに目の前に起きていることを前提に話しているように感じる。内容が古くならないというより、彼が提起した問題がほぼ未解決のまま、今も目の前にあるからだろう。

もう50年近くも前の話が、今も古くない、ということは一歩も進んでいない、ということでもある。下手をすると後退でさえある。たとえば「自由」について。(自分のことを考えられる環境、すなわち奴隷的でない環境があるなら)おそらくは一生のうち、誰でも一度はそのことについて考える(考えた)はずだ。で、その考えと現在の自分がどうつながっているか。「コロナの2ヶ月」は、いろんな意味で無駄ではなかった(過去形?)と思う。

投稿者:

Takashi

Takashi の個人ブログ。絵のことだけでなく、日々思うこと、感じることを、思いつくままに書いています。このブログは3代目。はじめからだと20年を越えます。 2023年1月1日から、とりあえず奇数日に書くことだけ決めました。今後の方向性その他のことはぽつぽつ考えて行くつもりです。

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