ドツボにはまってトッピンシャン

ウミネコの群れ
ウミネコの群れ

気温19度。曇り時々雨。風は午前6時現在ほぼ無風。2016/8/28 日曜日 5時起床 下北。

ほぼ1カ月になった下北滞在。そろそろ帰り仕度。成果は120号の作品3点のみ。没頭した割には(没頭したからこそ?)不出来。1点は描くたびに悪くなり、何とかしようと集中すると、ますますドツボにはまるという悪循環。そして異常に細かくなっていくという最悪パターンで時間を遣い果たす。

目も頭も心も疲れると海を見に行く。歩いて1分が有難い。水平線を眺める。首を水平に動かすことなど都会ではあまりないが、海を見ると誰でもそうする。波を見ていると飽きない。次の波の大きさを予想するが、まず当たらない。だから最低でも30分は見てしまう。

かもめがいる。かもめはチドリの仲間だから、時々近くにチドリもいるが、大抵は同じ種類ごとに群れている。近づいても一定の距離までは逃げない。ウミネコの群れに1羽のオオセグロカモメの幼鳥が紛れ込んでいる。サイズの差がよく分かる。

オオセグロカモメの幼鳥 / Young bird of Slaty_backed gull

オオセグロカモメの幼鳥 Young bird of Slaty_backed gull
オオセグロカモメの幼鳥  Young bird of Slaty_backed gull

Today’s weather in Shimokita is Fine with no cloud. 17°c ( highest 21°c) . West wind, that’s like a good natural air conditioner.

The young bird of Slaty_backed gull(photo). He looked that he has taken an interest in my iphone. He approached me without hesitation.

明け方17°c。とうとう20°以下になった。最高でも21°cはもうすっかり秋。晴天、やや涼し過ぎる風。

セグロカモメの幼鳥、といっても大きなカラスよりさらに一回り大きい。脚が赤いのでウミネコと見分けやすい(ウミネコの脚は黄色)。スマートフォンをエサだとでも思ったのか、ためらいなくどんどん近づいてきた。

脚長蜘蛛 / Tetragnatha

大アリを食べている蜘蛛
大アリを捉えている蜘蛛
写真 2
写真 2

今朝は曇り(2016/8/26)。西風だが予報では雨になるそう。最高気温24°C。

タンポポの根を掘っていたら、近くの使わなくなったプラスチックの植木鉢の縁に何かがいる。アシナガグモが何か咥えている。大アリだ。森の木には体調2㎝を越える大赤蟻がいる(噛まれるとかなり痛く、腫れあがる)が、それに比べれば小さめだがそれでも1㎝弱のサムライ蟻のようだ。まさかそいつを獲ったのだろうか?あのボサーッとして、ヘロヘロ歩き、暗いところでゴミなどを食べてるはずのあいつが?

カメラを近づけると、まるで目が見えるかのようにくるりと背を向け(写真2)、ササーッとこれまで見たことのない速さで底の方へ逃げる。隠れていたスポンジを取り出すと仕方なくまた鉢の縁に上がってきて、今度はじっとこちらの様子を伺う気配。

なんだか、あのおっとりしたアシナガグモとは別種のように思えてきた。でもよく見ると、やはりよく見るあいつだ。死んだのを咥えているのか、獲ったのかは判らない。知っていると思っていることでも、実はほとんど知らないことが普通だ。知らないという事を認識すること自体が面白い。

※投稿のあと、ゆっくり見たら何と、脚が6本!蜘蛛ではなく昆虫だ!カマド虫の仲間かも。少し調べてから改めて掲載します。