平和評議会?

ベッドの上で、思いつくままアイデアを描いていく

日本時間の明日、アメリカ、ロシア、ウクライナの三者による和平会談が、アラブ首長国連邦のアブダビで開かれるらしい。無駄なことだと誰もが分かっているのだが、要はトランプのノーベル平和賞へのポイント稼ぎに皆が付き合わされているだけのこと。

まあ、ウィトコフだけはごまスリ分のメリットはあるだろうけど。それにしても、よくもまあ恥ずかしげもなく「欲しい、欲しい」と個人的な欲をここまであからさまにねだれるものだ、と思う。人間も確かに動物の一種だと、別の意味で教えてくれる。

報道によると、ノルウェーのヨナス首相に敢えて書簡を送り、ノーベル平和賞をもらい損なったことへの責任がノルウェーにあると非難したのだそうだ。この書簡は、既に欧州各国の首脳にも共有済みだとか。呆れるというより、一種の精神的な問題を抱えているのではないか、としか思えない。それだからか、もっとひどいのが、22日(つまり昨日)(国連を脱退するつもりで?)新たに発足させた「平和評議会」という超マユツバなシロモノ。

この中で、自分は生涯議長を務め、入会しない(国単位ではないらしい)奴には関税などで制裁、たとえ参加(国?)でも反対意見を述べる奴にも制裁するという(この企画への入会を拒否したマクロン大統領に対して、直ちにフランス産ワインに200%の関税をかけると発表した)。要するに絶対服従せよということ。

普通に考えればトランプのアメリカ大統領としての任期はあと3年。ということは、大統領でなくなっても自由に他国に関税をかけたり、文字通り「帝王」として君臨すると宣言していることになるだろう。大方の想像通り、彼は絶対君主、しかも世界の独裁者になりたいのだ。プーチンを崇め、金正恩や習近平にことさらな好意を寄せる意味を、もう隠そうともしなくなってきた。

最初の話に戻るが、そんなわけで、ウクライナかロシアかのどちらかが崩壊しない限り、戦争は終わらない。残念だが。

ベッドで制作する

予定通りの手術が、昨日夕方、無事終了。局所麻酔だったが意外に効いたのか、術後の歩行もふらついた。眠くて仕方ないのに深く眠れず。そのせいか、今日は頭が痛い。

自分のベッド周りは、他人の迷惑にならない限り、自分の空間だ。小さなスケッチブックと勉強中の参考書、それにiPadだけ持ち込んだ。入院というと、膨大な時間が天から降ってきたような気持になるが、夜9時には消灯するし、案外時間はないことを前回の入院で学んだから。

とはいえ、入院中のベッドから立派な作品を出品した人をわたしは何人か知っているし、それが傑作だったことさえある。“病院でここまでやるか” という衝撃。命の限界を感じ、いても立ってもいられない、という心境がそこに溢れ出していた。どこでも、どんな条件下でもやる人はやるのである。

わたしにはそこまでの勇気も覇気もないから、とりあえず入院日数分のスケッチを描くことと、参考書を一度読み終えること、iPad で次の作品へのアイデアを出せればOK。欲張らないことにしておく。

トランプ・ギャング

皆さんご存知のように、トランプが米軍を使ってマドゥーロ大統領夫妻を拉致拘留し、すでにアメリカへ移送されたらしい。手錠、目隠しされたマドゥーロ大統領の写真も既にSNS上に公開されている。当日、トランプはこの “テロ行為” を、こともあろうにプーチンと同じ「特別軍事作戦」と呼び、“非常に上手くいった”と、自画自賛のメッセージをSNSで発信した。しかも、「今後起こることはアメリカが管理する」と付け加え、ベネズエラの副大統領に、「このあとどうすべきかわかってんだろうな?下手なことしやがると、もっと痛い目に合うぜ」と圧力をかけた(BBC報道から一部要約)。

よくもまあ、ここまでプーチンのサル真似をするほど彼の崇拝者なのかと呆れるけれど、国際的な反応は「様子見」。マクロン(仏)は一応抗議したけれど、英国のスターマー首相が「肯定的」なのがオカシイ。アルゼンチンとのフォークランド紛争のことを、誰かが “特殊な言い回し” で彼に吹き込んだか?

麻薬云々と、そりゃあ、しばらく前からトランプがグズっていたけれど、国際的には何の証拠も示さずに、「こいつらは麻薬シンジケートの仲間だ」と一方的に断定するだけで、米軍がボートの乗員を射殺し続けた。さすがに共和党の中からでさえ、「それはちょっとマズいんじゃない?」と懸念が出るほどだった。
 極端にうがった見方をすれば、トランプは「アメリカという国を売ってまで」、“プーチンを助けた” 、と見ることも可能だ。つまり「アメリカだって、プーチンと同じことやってんじゃん」ということで、今後「ロシアへの圧力をゼロにする」ことが、「論理的に可能になった」。もしそうならば、(大多数の、と思いたいが)アメリカ国民にとって、それこそ、いわゆる「売国行為(こんな言葉を使うこと自体が嫌だが)」だと思うけれど、プーチンから見ればまさに「忠義」そのもの。
 事実、「これでもうアメリカはロシアを批判できなくなった」という論調が国際的に支配的になってきた。

トランプが、アメリカ合衆国を「法を無視するギャング国家」、「石油利権を狙った強盗国家」に貶めていると感じるけれど、アメリカ国民の多くはそうでもないようだ。「麻薬は悪」「それを正すトランプは正義」。まるで、フィリピンのドゥテルテ元大統領の「拡大コピー」?国内の物価高への批判を外へそらすタイミングだとしても、将来的に禍根を残すはずだ。