グレーの使いかた

「スーパーのさんまパック」 水彩

この絵、パッと見た時に「スーパーのパックなんか見せてどうすんの?」と思ってもらえたら嬉しい。スーパーで売っていた「春のさんま」(「秋刀魚」とは書いていなかった)。

教室で「こんなモチーフも面白いと思うんだけど」と、スーパーで撮った写真のコピー数枚を教室でビラビラ振ってみた。難しいモチーフだから、誰も持って行かないと思っていた。

ところが、ところが。課題でもないのに次の会にみんな描いてきたではないか!しかもそれが、みんな自分なりの個性的なポイントで捉えていて、とっても良かった!嬉しくなったどころか、逆に刺激も受けたんです。
 もしも公募展などにチャレンジするなら、ただ魚を上手に描いて見せるのではなく、たとえば「スーパーマーケットの店頭で」という現代(時代)性のほうをテーマにするという方向もあるよね、という程度の一例に過ぎなかったのに。

それで自分も描いてみたってこと。サンマそのものより、「パックに入って並んでいる」ことが狙いなので、冒頭のように見てもらえたら嬉しい、というわけです。現在、ホルムズ海峡封鎖などで、石油関連製品の品薄感が社会問題になってきているから、この場合も、「さんま」より「トレー」の方にピントを合わせる視点は、より意味があるだろうと思う。
 時間がかかるモチーフだというのは描く前から分かっていたが、やっぱり結構時間かかった。そして、これは「グレーの使いかた」のいい課題になるなあと、あらため考えた。

投稿者:

Takashi

Takashi の個人ブログ。絵のことだけでなく、日々思うこと、感じることを、思いつくままに書いています。このブログは3代目。はじめからだと20年を越えます。 2023年1月1日から、とりあえず奇数日に書くことだけ決めました。今後の方向性その他のことはぽつぽつ考えて行くつもりです。

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