ブレーキランプが見えない

昨日は北海道が猛吹雪で、追突事故など報道されていた。雪のない東京、埼玉などではきっとタイヤのスリップによる追突だと考えるかもしれない。雪国ではほぼ全ての車がスタッドレスタイヤをつけていて、その性能は(雪質にもよるが)かなりのものだ。まず、スリップはしない。

怖いのは、車の後ろに巻き上がる雪と吹き付ける雪とで、後続車に示すブレーキランプがすっかり覆われてしまうこと。後続車は吹雪と先行車の巻き上げる雪との狭間で、やっと先行車の輪郭を捉えながら走っている。吹雪が激しいとセンサーも効かず、つまり自動衝突防止装置も働かない。先行車が急にブレーキをかけるような事態になると、追突事故になってしまう。

ヘッドライトも最近のものはLEDになっている。電球そのものの発熱量が小さいので、雪がこびりつく。雪国でないと、なかなかこんなことは思いつかない。