窓辺は楽しき「地獄」かな

我が窓辺は花盛り

我がアトリエの窓辺はサボテン類で賑やか。肥料もやらないのにどんどん大きくなる。次から次へと花も咲く。サボテンたちの生育環境に合っているのだろう。それとも彼らがうまく合わせているのか知らないが、一見小さな楽園である。

けれど我が窓辺は陽射し厳しく、押し合いへし合いの場所取りにも、毎日しのぎを削らなければ生き残れない。戦いに敗れたサボテンはすでに幾つも姿を消した。勝っても、調子に乗って伸び過ぎれば大魔王(わたし)によって引き抜かれ、ポイ捨てされてしまう。無慈悲な生き地獄なのだ。