夏の夜のベランダ

夏の夜のベランダー2


夏の夜のベランダー1

「夏の夜のベランダ」というテーマでの2枚のエスキース。1では植物がど真ん中過ぎると感じて、2で右に寄せてみた。

配色のせいもあるが、なんだか人物が隠れ、植物が前面に出ている1の方がいい感じに思える。2では「ベランダにいる人物、植物はたまたまベランダにある」という内容だが、1では「ベランダで夜景を楽しんでいる植物、そこへたまたま人間が入り込んできた(チェッ、邪魔なやつ)」という感じで、明らかに主役が入れ替わる。

もちろん1より2の方があと。時間が経ち、ある意味冷静になったぶん、常識的になったともいえる。あとの方が良くなるとは限らない。1は絵画上での「擬人法」のようでもあり、面白い。