アップロードしました

先日公開した「夕焼け・駅近く」の制作動画をアップしました。前回のアップロードから17日目、やっぱり3週間かかってしまいました。この超スローなペースには、仕事が遅いとか忙しいとかでなく、自分の性格が一番多く関わっているようです。

毎回のことですが、今回もたくさんの失敗をしました(いいところもあった)が、やるたびに「これはどういう意味?」という、編集の用語や操作が増えてきます。YouTubeの設定などが、頻繁に更新、新機能の追加等で、変化し続けているのに、わたし自身のアップデートが全然追いつかない、つまりどんどん遅れてしまい、そのぶんアップロード間隔も空いてしまうということ。パソコンは自動的にアップデートしているので対応はできることになっているのに、頭がねえ・・。と言っても始まらない。マラソン式に「着順に関わらず、とりあえず自分のゴールまで」精神だが、この時代、そういう精神自体がアップデートされなければいけないのかも、です。

東京の平和

「東京の水辺」 SM ペン
「東京の水辺2」 SM ペン

昨日(6/22)アメリカ軍のB2爆撃機がイランの地下核施設にバンカーバスターという特殊な大型爆弾を投下し、イスラエルー-イラン戦争に参加したことが明らかになった。いろいろと理屈を並べてはいるが、要するに「勝ち戦」に乗りたいトランプ氏の個人的な欲望が半分だろうと想像する。

ロシア-ウクライナ戦争も同様で、攻勢をかけているのはロシア、プーチンだからそちらが勝ちそうだと単純に見えたのだろう。だからサッサとウクライナに白旗を掲げさせようと、いろいろ屁理屈を捏ねてゼレンスキー氏に圧力をかけ続けたのだろう。
 彼にとって「大義」などはどうでもよく、「勝ち馬に乗らなきゃ損だ」ということが至上の命題なのに違いない。力のあるものが周囲を従わせる。それが彼にとっての「平和」の姿なのだろう。それが彼の「グレート・アメリカ」なのだろう。恐らく歴代で最も愚劣な米国大統領として歴史に名を留めることになると思う。

水辺のスケッチのことについて書こうとしていたが、気持ちが逸れてしまった。

平和な風景

少し寂しいが平和だ。チガヤ(イネ科)の白い穂が美しい

一見ウクライナ戦争の終わりが見え始めたかのような報道がある。トランプ氏が二週間以内にプーチンが戦争を本当にやめる気があるかどうか判断する、と言ってみたり、トルコのイスタンブールで6月2日に二回目のロシアとウクライナの直接交渉があるなどというものだが、どうせ中身のあるものにはならないと多くの人は考えているようだ。

一方で、ロシアの財政が戦争によって圧迫され、戦争の継続自体ができなくなるという希望的観測もある。が、これもどうやら難しそうだ。CREAというエネルギーと地球の大気を研究する非営利組織の調査によると、2022年のロシアによる一方的なウクライナ侵攻で石油、ガスの輸入に関する制裁を課したはずのEU加盟国が、様々な “抜け穴” を駆使して、むしろ輸入量を拡大しているという。

お陰でこの3年間で、ロシアは侵攻前の3倍の炭素燃料からの収入を上げ、戦争継続を可能にしているというのである。ウクライナが、ロシアから西ヨーロッパへのガスのパイプラインを今年1月1日を以てストップしたのは確かにニュースで聞いたが、同時にトルコ経由、ハンガリー軽油のガスパイプラインはそのままということも報道されていた。
 トルコもハンガリーもEU加盟国だから当然制裁に協調していると思いきや、年々輸入量は増加し続けているだけでなく、さらにタンカーを使っての石油輸入、それを石油製品に加工して第三国経由で制裁に加わらない国々に売りさばいてもいるらしい。
 もちろんEUも知らぬ筈はない。中国、インドなども含めかなりの数の国々が、ある種の “特売セール” にたかるように買っているのだろう。その支払額はウクライナへの支援額を上回っているというのだから、希望など持てるわけもない。ウクライナはロシアに自力で勝つ以外にない、ということだ。

結局、戦争は簡単には終わりそうにない。どちらか一方が戦争を継続できなくなるまで続き、そのあとは屍体に群がるハエやハゲタカのように、新たな利権を求めてさらに多くの国々、企業が「人道」や「復興」の名のもとに集まるのに違いない。そして「どの武器、方法が一番効果があったか」を精査し、新たな武器製造に “努力” 、次の戦争を準備するに違いない。どう考えても、地球にとって一番の「害虫・害獣」は人間だ、という結論だけは動かないようだ。