ざくろ

ざくろ

水彩教室のSさんにねだって石榴(ざくろ)を何個か頂いた。食べるためではなく絵のモチーフとして。単体でも良かったのだが、枝付きの石榴はもっといい。とりあえず3枚ほど描いてみたが、今年はざくろを描きたいとずっと思っていたせいか、なかなか満足しません。

このスケッチはわざと安物の、少しバサバサしたナイロン製の筆で描いています。荒っぽさを出してみたかったからです。高級な筆はもちろん使い良いのですが、そのぶんきれいに出来過ぎてしまうマイナス面もあります。きれいな色はいいのですが、それが多少の荒さと結びつくと、より生き生きとするのではないかと思ったのです。

日本ではザクロを食べる習慣のある地域は少ないようです。実も小さく、酸味も好まれないからでしょうか。スーパーなどで売っているのを見かけたこともありません。南アジア、中東では露店でもよく見かけます。ジュースに加工したり、そのまま食べたりするようですが、何しろ日本の数倍の大きさがあるのできっと食べ応えもあるのでしょう。

ザクロは英語でPomegranate(ポングラネート)だそうです。pomeはリンゴのこと。リンゴように丸いからでしょうね。granete のもとの意味は「種子」。種の多い果実だからでしょう。ただ、今ではGranate といえば「手りゅう弾」と思う人の方が多いかもしれません。戦争の多い20世紀以降、使われる頻度はこちらの方が多いのではないでしょうか。ザクロの色はGarnet(ガーネット)、和名では柘榴石(色)です。マゼンタに近い色ですね。

やさしい秋

ほんのりと、やさしい味のかぼちゃ。茹でただけ
写真を撮る前に食べてしまうところだった。デザートの梨までは手が届かなかった

やさしい味のかぼちゃができた。かぼちゃは年中よく食べる。こくこくしたもの、味付けしたかぼちゃ、少しべちゃっとしたものなど、産地や調理?の仕方などによって味わいはずいぶん変わる。どちらかというとわたしの好みはコクコク派だが、どれでもまあ、嫌いということはない。基本的にかぼちゃ好きである。

今回はあっさりした味で、なんにも手をかけていないという。その上にヨーグルトをかけて食べるつもりでいたそうだが、わたしはそのまま、かぼちゃだけで食べた。北海道産というわけでもないだろうが、これはコクコクしていない。味も濃い方ではないが、水っぽいというわけでもない。人によっては物足りない味かも知れないし、わたしもそんな気もしないではなかったが、適度な柔らかさと、ほんのりした甘さが、この夏の厳しい暑さに疲れ気味のわたしにぴったりきたのかもしれません。

暦の上ではとっくに秋なのに、気温はまだ真夏のまま。平年の最高気温が、今年の最低気温に近いのだから秋など感じられるはずもない。そうなのだが、スーパーへ行けば栗が出ている、トウモロコシも出ている、梨もサンマももう食べた。外を歩けば石榴が実をつけている。やっぱり季節は秋へ秋へと進んでいるのである。

美味しい秋、は普通だが、たまたまやや出来損ないの茹で方が、わたしに「やさしい秋」をもたらしてくれた。強さや激しさより、「適度」の良さがすこし分かってきたのかもしれません。

群馬の空

写真①:群馬方面の空は入道雲がつながっている(埼玉県幸手市方面から望む)
写真②:雲の中に稲光が見えます

昨日(2023.09.18。 18時頃)のウオーキング中の写真。写真①:この角度から見ると高い雲が3つの山に見える。左の山と真ん中との切れ目の下あたりに、赤城山が “晴れていれば” 見えます。

写真②:夏場の群馬方面は、かなりの頻度でこんな感じで、これはまだ “控えめ” なほう。他が晴れ渡っていても、この方向だけは雲が盛り上がり、稲妻が縦だけでなく横に走ったり、雲全体が爆発でもしているかのように、凄まじく鼓動しながら光ったりする。あの下はどれほどの土砂降りになっているかと心配するほどだが、その割には災害の話題にならないのは、きっと風神雷神のパフォーマンスだからなのだろう。群馬は風神雷神の御在所だから、きっと災害にはならないようにしているのだろう、と想像する。

群馬県は「山の国」である。長野県のように高い山がたくさんあるわけではないが、谷は深く、険しい山が多い。その独特の地形と風の向きとの関係が、多く雷を発生させる理由だと思う。
 「騎馬民族説」の中だったか、詳しいことは忘れてしまったが、群馬は騎馬民族系の人が多く土着していた地で、そこに住む人々の毛は長く(上毛、両毛など “毛” が着く地域名が多い)、他とは違っていたという記述を読んだ記憶がある。
 高崎の群馬県立博物館にある、同県出土の埴輪などを見ると、他より格段に高い造形レベルを持っていたことに驚かされる。そうした極めて優れた技術力をもった人々が、なぜ山に籠るかのように暮らすようになったのか、明治以後なら絹製品との深い関係がありそうと予想はするが、それ以前の暮らしについて、もっと知りたくなりますね。

左には三日月が落ちかかっています。あと1時間もすれば沈むところです。