
久しぶりに、自由なモチーフで、“適当に” 描いてみた。ここしばらく、YouTube用の水彩か、出品用の作品しか、描いていなかったような気がする。こういう「描いてみただけ」というのが本当は楽しいんだよね。
うまく描いて当たり前とか、うまく描かないと恥ずかしい、なんて思いこんでいると、ろくなことはない。楽しくないどころか、ストレスだ。絵を描くことは、本当は「ストレス解消」であってほしい。多くの画家たちにとって、半分はストレス解消になっているはずだが、半分はストレスにもなっているはずだ。なんにしても、“ねばならぬ” はよくない。
ある量を所要時間で割れば、単位時間当たりの「時間効率」が出る。一日に3枚絵を描けば、1枚しか描けない日の、3倍効率がいいことになりそうだが、それがバカバカしい計算であることは子どもでも分かる。一枚一枚の絵(の価値または意味)は、それぞれに異なっていて、それを測る基準・指標もまた、個人的なものだから。
絵を描くことは、やっぱり、どこかで子どもに還ることじゃないだろうか。それが心のふるさと、ではないのかな。世の中ますます生きづらくなっている。自殺する人も増えている。事故、災害も多い。そのうえ至る所で戦争まで起こしやがって。絵を描くことは、平和だ。平和になることだ。そのうえ、(少しの間でも)自由にもなれる。“適当に” 絵を描こうよ。