考えてみれば当たり前か

Apple-田園 2022.8

腰痛で5年以上医療機関にかかっている。30年とか40年も通っているよ、なんていう人がザラにいるのにも驚くが、そういう人が「元気に」通っているのにはさらに驚く。一見すると「通う必要ある?」って感じに見えるんだ。

「元気な人でなければ病院なんかには通えないよ」というブラックジョークは、ジョークどころか現実そのもの。「日本(老)人の新常識」なのだと、この数年間でわたしにもよく解った。

ずっと通っていた大学病院は教授間の争いがあったらしく(無関係なわたしに、なぜか医師がよく愚痴っていた)、そのとばっちりで、負けた教授組?の患者全員が病院から放り出されてしまったらしい(ひどい話)。紹介された「(医師にとっての)新しい勤務場所」はわたしにはとても不便。皆さんも「あるある」でしょう?まさにそれ。

今年の8月はわたしにとってはまさに「腰痛月間」だったが、腰痛も永久に続くわけではない。薬飲んでも、湿布貼ってもダメな時はダメだが、安静にすれば薬などに頼らなくても徐々に治まっていく。一種のバイオリズム。鎮静してやっと病院に行けるようになるから、その時点ですでに気分はハイになっている、というのが5年間の経験です。つまり、「元気になったから病院へ行こう」。そして待たされているうちに知り合いができたりもする。救急車で担ぎ込まれる容体でもない限り、病院が元気印の社交場のようになっているのも考えてみれば当たり前か。

「建長寺を描く」のスケッチ動画

YouTube 1周年の今日、上記動画をup road しました。スケッチ動画ですが、現場で実際にスケッチしたときのものではなく、スケッチブック上での一種の再現です。スケッチした当時は、YouTubeに動画を載せるなど頭の片隅にもありませんでした。

小さなスケッチブックはアトリエの中のあちこちに積んである。チラッと見るたびに「最近スケッチに出かけてないなあ」と、心の中でなにか空白が広がっているような焦燥を感じます。

スケッチに行きましょうと誘う動画を作りながら、自分自身はさっぱり出かけなくなった。これは良くないですね。気晴らしと運動を兼ね、「秋にはスケッチに行こう」と、出不精の自分を少し変えなくてはと思いました。

YouTubeの一年生終了

「建長寺を描く」スケッチビデオを近日アップする予定です

今日は9月3日。9月と言えば1年の4分の3過ぎたってことだな。陸上競技の400m走に例えればもう最後の直線。それもすでに数メートル過ぎているなんて、お互い考えたくありませんね。

個人的には最悪の8月だったが、今年は災害も多く、わたしの「最悪」などむしろ「平凡なる幸福」の部類かもしれない。ささやかながらプラス面もいくつかはあったし。YouTubeを1年続けられたこともその一つ。2021年9月5日に「青いカモメの絵画教室」というチャンネルを作ったので、明後日でまる一年になる。パチパチ。

6月28日に、「1000回視聴されました」と嬉し気な記事を書いた日から2ヶ月経った先月末、2000回の視聴を越えた(ふたたびパチパチ)。ペースが約5倍に上ったことになる。400m走で言えば残りの直線どんな走り方になるのだろうか。脚がついていかず、ずっこけてしまう可能性もある。

なんとか続けられたのは、ビデオ編集にも少しずつ慣れ、ストレスが最初より軽くなってきたせいもある。けれど、やっぱり見てくれる人がいるということが何より大きい。勝手に始めた動画配信なのに、視聴数が増えてくるとなんとなく責任を果たせたような気になるのもおかしいが、次ももう少し頑張ってみようという力になる。まあ、400mで終わりかと思いきや、なんだか次の1周もありそうで、これはまだラストスパートじゃないぞと考え直しているところ。とりあえず2年生に進級するつもりです。