歳をとっても柔らかい感性を持ちたい

公園にて

桜の「開花即満開」は、北の方では珍しくないという。人間にあてはめられたら、素敵なことだ。

「苦節○○年」などしなくて済むならその方が良い。でも、現実はなかなかそうはいかない。若くして「満開」になった人の、その後の人生にも興味がある。

ドラマ無き人生など本当はない。そのそれぞれを、どんな形でか表現する一方で、他人のそれもを受け取れる。そんな柔らかい感性を保ちたい。

草間彌生

国立新美術館で

草間彌生は久々に日本が産んだ天才だと思う。

どこが良いんですか?と疑問に思う人もいるだろう。ちっとも良くない、あるいは嫌いという人がいても当然だ。ただ、この圧倒的な制作力と、冴えわたる造形センスは、好き嫌いを越えて、天才と呼ぶほかはない。

 

 

不勉強の言いわけ

「少年老いやすく学成り難し」とは「論語」にある言葉だそうだ。無学無教養を恥ずかしく思いつつも、だからと言って特に努力もしなかった。

そもそも「勉強」の意味がよく解らなかった。論語でいう「学」も、所詮は処世術ではないか、という意識が強かった。今も不勉強の言いわけに使っている。