モデル・スケッチ2

彼女はダブダブのゆるい服装が好きなようだ。スポーツは好き(特にスキー)らしいから、運動するときはそれなりの服装、そういえば一度ゆるいトレパンで来た時があったなあ、やっぱり楽な服装が好きなようだ。

描きやすいモデルさんと、そうでないモデルさんがいるという話を、(昔は)何度か聞いた。わたし自身はヌードも含め、少なくともかたちの上で、描きにくい人がいるとか感じたことはない。一度、黒人のモデルさんを描いたことがある。暗い肌色なので、そこに落ちる陰影と判別できなくて困ったことがある。「描きやすさ」とは、そういうことを言ってたのだろうか。人種差別とかではなく、単純な明暗識別の問題。

「描きにくい」というのとはちょっと違うが、モデルさんはじっと坐っているだけなので、眠くなることがある。特にお昼ご飯のあと。実際上、眠そうなモデルさんは困る。絵も眠ってしまうから。
 そんなとき、ちょっと立ち上がったり、深呼吸などして、眠気覚ましをしていいと、モデルさんには伝えてある。かのセザンヌ大先生は、じっとしていないモデルに腹を立て「リンゴは動かない!」と言ったというエピソードがある。わたしは、モデルさんだって生きている以上、微妙に動く方が自然だと思っているので、そういうことは言わない。ただ「動かないで」と言う。同じですかね?

彼女は動かない。身体の芯がしっかりしているのだろう。
 不思議なことに、外国人のモデル(特に西欧系)のモデルさんはじっとしていることが(日本人のようには)できないようだ。日本人なら、ただ坐っているだけの楽なポーズをとらせても、10分もしないうちにギブアップのアピールをする。
 反面、ダンスのような繰り返しの動きはとても気持いいらしい。日本人はむしろそんなふうに動き続ける方が逆に苦痛らしい(何度か同じ動作を繰り返してもらったことがある)。筋肉か何かが違うんでしょうかね。

モデルさんを描く

           「モデルさんスケッチ」(部分)  水彩

久しぶりにモデルさんを描く。しばらくやってないので、前々日くらいにちょっと練習した。

練習したからといって描き方などはそう変わるわけではないが、線の流れに目がついていくように慣らすことが必要。しばらくやらないと、眼が部分部分で止まってしまう。線というのは上から下へある程度流れないと、ごつごつと各部がぶつかり合って、全体が一つも人体に見えてこないもの。

節分、立春

           「ピンクの花」  水彩+アクリル F8

今日は節分。久しぶりにモデルさんに来てもらって、人物画を描いた。教室の人達も同様久しぶりなので調子が出なかったようです。わたしは数日前に、ちょっと練習しておいたので、とりあえず形だけは採れた。いつか作品化する日が来ることを祈って描く。

ここ何点か、水彩の描きかけにアクリル絵の具で加筆している。上手くツボにはまれば省略の効いた水彩は、丁寧に描き込んだ油彩と対極になってカッコいいのだが、勢いよく突っ込んでみたがそのあとどうにもならないことも少なくない。その点では水彩の方が失敗の確率が油彩よりずっと高い。あくまで、わたしの場合ですが。

そういう時、アクリルで加筆するのは非常に都合がいい。アクリル絵の具は水彩より簡単にいろいろな小細工ができる絵の具だ。そのうち、アクリル絵の具の上に油彩を重ね、水彩+油彩という画面を作ってみようと思っている。アクリル絵の具を間に挟めば紙の上に油彩は十分可能だし、表現をもう一段深化できるように思う。

明日は立春。新しい希望も湧いてきそうだ。