羽根

男と羽根(F80 部分)2013
男と羽根(F80 部分)2013

羽根は空を飛ぶためのものだ。それが身体に無いから人間は飛行機を作ることになった。

鳥が羽根を得て恐竜から別れ、同じ哺乳類であるコウモリが羽根を得たのに、人間が羽根を得なかった理由は何なのだろう。

鳩とピカソ/ Pigeon prefer Picasso ?

日向のテーブル
日向のテーブル

鳩に少し訓練するとモネとピカソの違いは分かるようになるらしい。訓練されると印象派とキュービズムの違いを認識し、初めて見せられたルノアールとブラックも違いも見分けるという。傾向とかスタイルとかのパターン認識があるってこと。モノクロにされても、一部を隠されてもちゃんと判定するというからすごい。

文鳥はもっと素晴らしい。ちゃんと好みがあり、ゴッホ好きの文鳥とかピカソ好きの文鳥とかがいるらしい。ピカソ好きは別に餌が与えられなくても、自ら求めてピカソの絵の前の止まり木に止まるようになるという。心理学で「感性強化」というらしいが、「自ら求めて」という行動が伴うことがポイント。現代日本人は1年間に一度も美術展、美術館に足を運ばない人が90%以上(だから感性強化が無い、いつまでも同じレベルでいる?)という或る調査データは私の認識と一致する。文鳥はピカソの絵をもっと見たいと暗に研究者に要求(行動)してるわけだ。文鳥は音楽にも厳しく、不協和音?の多い「現代音楽」は好みでは無いらしい。

籠の男と鳥

籠の男と鳥
籠の男と鳥

先日車を運転中、赤信号で停まった道端でカラスが鳩を食べていた。そいつが鳩を襲ったのか、車に轢かれた鳩を食べていただけなのかは分からないが、鳩がカラスの獲物の一つであることは10年前?のNHKの番組で知っていた。けれど鳩の方ではその後もまだカラスが天敵であるとの認識は無いらしい。

朝っぱらからカラスのけたたましい鳴き声で、目が覚めたことがある。我が家の前で、車に轢かれた猫の死骸に興奮したカラスが群がり、車が通るたびに威嚇か興奮の鳴き声をあげているのだった。カラスは雑食だが、都会ではより肉食化しているのは確か。それは私たちの残飯に肉・骨が多くなっているからだろう。