風土 / Climate

久しぶりに雪かきをした。何年ぶりだろうか。私は無理せず、玄関前だけを。気温がマイナスになっていたので雪は軽く、あまり腰の負担にはならなかった。

病院の行き帰り、両側には雪をまとった林が延々と続く。雪の林を見ていると、本当に美しい。中学生の頃、冬はほとんど毎日のように一人で林の中を歩き回っていたのが懐かしい。今でもカンジキをつけて、ひょいと入って行きたい気持ちになる。

街にいると厚着しても寒く感じるのに、こちらにいると雪の中にいても、なぜかさほど寒くは感じない。自分にとってとても自然な空気・気温のように感じる。自分の中の、ある感覚が外と勝手に交信を始めるような、そんな気がする。

ブレーキランプが見えない

昨日は北海道が猛吹雪で、追突事故など報道されていた。雪のない東京、埼玉などではきっとタイヤのスリップによる追突だと考えるかもしれない。雪国ではほぼ全ての車がスタッドレスタイヤをつけていて、その性能は(雪質にもよるが)かなりのものだ。まず、スリップはしない。

怖いのは、車の後ろに巻き上がる雪と吹き付ける雪とで、後続車に示すブレーキランプがすっかり覆われてしまうこと。後続車は吹雪と先行車の巻き上げる雪との狭間で、やっと先行車の輪郭を捉えながら走っている。吹雪が激しいとセンサーも効かず、つまり自動衝突防止装置も働かない。先行車が急にブレーキをかけるような事態になると、追突事故になってしまう。

ヘッドライトも最近のものはLEDになっている。電球そのものの発熱量が小さいので、雪がこびりつく。雪国でないと、なかなかこんなことは思いつかない。

病院 / Hospital

夜中いったん止んだ雪だったが、6時頃から再び降り始めた。今9時前だが積雪は10〜15cm程か。今日は一日中降るようだ。湿っぽい雪。弟が雪掻きをしている。風は強くない。

寒さも予想していた程ではない。ダウンの下にセーターなど着ると歩くだけで汗をかく。昨日、今日と母の見舞いで病院にいるが、意識はしっかりしているし、食事はなく、点滴だけだから時々口の中をきれいにしてやるくらいで、特にやれることもない。

介護をしている人は大変だ。そのために離職せざるを得ない人も少なくないと聞く。今年の就職状況はいいようだが、決してやりたい職業に就いているわけではない。ワーキング・プアや雇い止めなども増えているようだ。技術力も信頼性もランクが落ちるばかりで、歯止めがない。日本全体に介護が必要だが、いったい誰が、どうするのだろうか。