心配なのはあなただけです / Take care just yourself, or.

 

不意打ちに F6 水彩(部分)
不意打ちに F6 水彩(部分)

ラジオから流れた、懐かしい由紀さおりの歌詞を聞いて驚いた。♪「死んでも貴女と~」のあとに続く歌詞。当時は何度も聞いていたのに、その内容に全然気づいていなかった。

先日の妻との「ガン保険」についての会話を思い出す。「私だけ保険に入っているのは不安だよ。君がガンになっても同じように、いやそれ以上に困るんだから」。「私は大丈夫。保険で対応できる部分は決まっているけど、実際ガンになればそれ以外の個別の痛みや何かが必ず出る」「私にはその時々に応じて対応できるお金があるから、保険には頼らない」「あなたにはお金が無いから(最低限の)保険をかけている。心配はあなた自身だけ」。

I’d remenbered the comversation with my wife around a cancer.  “I am OK. There are many kind of deseases of cancer if I have it, I understand now” she said. “And I have my own money to against it, so you don’t have to be worry. But I know that your own money is empty. You have to take care your own” . She is the realist.

家族を心配する義務が私には有ると思っていたが、逆に心配されて、しかも既に別枠になっていたとは。でも、まあ、それは当然と言えば当然かも。お金を追及しない人にお金のことを依存しないのは当たり前か。子どもに聞いたら、「いま急に死なれたらちょっと困ることがあるかも」。子どもも、もう私の死後に備えているらしい。そう言えば、今年のお盆。2歳下の友人に数十年ぶりに会ったら「長生きしろよ」と言われ、その言葉自体にショックを受けた。自分の存在はそんなものだったのかと確認した夏だった。

 

国道338号線 / Route 338

国道338号線-2013
国道338号線-2013
Route 338     水彩 F4
Route 338 水彩 F4

国道338号線は東京方面からの順はおいらせ町、三沢市、六ヶ所村、東通村、むつ市、佐井村、大間町。フェリーで津軽海峡を越えてゴールの函館市までの全215km。

下北半島の東通村(ひがしどおりむら)は県内で二番目に広い村だが、ここは村内に10ヵ所以上ある集落がそれぞれ数km~数十km離れ、常にほぼ孤立状態で生活してきた。日常生活に自動車は欠かせないから集落間を結ぶ、広く立派な道路が縦横に通っている。初めてドライブする人は道に迷うが、道を訊こうにも人影ひとつない。気候は北海道・帯広あたりに近い。

テーマが大事 / Consept first

テーマが大事
テーマが大事

結論:1)絵の中の要素は最低限に 2)色彩は控えめ、微妙な明暗が大事

1)について:100個の単語を覚えるより3個の単語の方が覚えやすい。

2)について:「理解」という点に限って考えると、オール「白黒」の方がオール・カラーより「ひと目・一瞬」で理解しやすい。

人は普通でも750万色くらいは見分けられるらしい。しかし、チャートを実際に見ると、色そのものよりそこに含まれる明暗の微妙な度合いを無意識に鋭く見分けているようだ。

けれど毎回、微妙なグレーの花が一輪だけという絵ばかりでは作者自身が満足しない。それじゃ描く楽しさがないもの。

結論微妙訂正:一枚につきテーマは一つだけ(3つあれば3枚に)。テーマを絞れば、多少色の使い過ぎがあっても大丈夫だろう。