お・も・て・な・し 

お出迎え F4 水彩
お出迎え F4 水彩

「お・も・て・な・し」は2020年東京オリンピックへのプレゼンテーションに日本人の心を代表する言葉として伝えられ、2013年の流行語大賞にもなった。

でも、なんだか受け入れる側(日本)からの「上から目線」をちょっと感じなくもない。さらに観光業界などがこの語を使えば使うほど、「優しくするから金くれよ」と感じられて仕方がない。「おもてなし」がそんな本心を隠す意味での「表なし」でないことを祈りたい。

耳鼻咽喉科に行く

アンスリュウムのある静物 水彩 F8 2013
アンスリュウムのある静物 水彩 F8 2013

余計な音は聞こえるのに大事な話は聞き取りにくい。それが「難聴」だと医師は言う。肝心の音はちゃんと捉えられない反面、通常なら脳が意識の外へはじき出している音を、制御できずに通過させてしまう状態。

しかし、別に考えてみると、「実際には存在する音」をすなおにそのまま聞いただけのことなのだから、私以外の、または人間以外の生き物はこの「音」を聞いているはずだ。あるいは生き物の種に応じて、音の「聞こえ」にそれぞれの制御があるのではないか。あるいはまた、古代の人とは異なる現代人特有の聞こえかたがあるかも知れない、とも考えた。

病気というのは何なのだろうか?今の人間が、今の時代に合わせたコントロールが出来なくなること?「時代が病気を作る」と聞いたことがある。そういうことかな。

 

 

 

誰でもピカソ

鳩の置物(部分) 水彩 2013
鳩の置物(部分) 水彩 2013

本気で「才能は公平に分布する」と考えてみたらどうなるかな。

誰でもレオナルドになれる-これはちょっと無理。「誰でもレオナルド」はありえないが、なぜか「誰でもピカソ」ってTV番組はあった。ピカソはレオナルドより我々に近いってことだったのかな。