完璧な朝

クレマチス

情報の取り方を知らない人は羊。これからは狼の餌食になるしかないそうだ。知っていても方法がまずかったり、古かったりしたら、情報集めだけに自分の時間のかなりの部分を、遣ってしまうかも知れない。

朝の光がいちばんきれいだと思う。その光があるうちに水彩を描くのが心地よい。静かで、明るく、余計な煩いを思い出す前、そういう完璧な朝は誰にもほんの少ししかない気がする。それを大事にしたい、などとはやはり羊のたわごとか。

 

悪夢

沼地

アルツハイマーになった夢を見た。青い靴を失くし、(たぶん)東京のどこかを靴下だけでパニックになって探し回っている。商店街の人たちに、そんな貧乏ったらしい格好でウロウロされるのは迷惑だ、となじられた。

 

歳をとっても柔らかい感性を持ちたい

公園にて

桜の「開花即満開」は、北の方では珍しくないという。人間にあてはめられたら、素敵なことだ。

「苦節○○年」などしなくて済むならその方が良い。でも、現実はなかなかそうはいかない。若くして「満開」になった人の、その後の人生にも興味がある。

ドラマ無き人生など本当はない。そのそれぞれを、どんな形でか表現する一方で、他人のそれもを受け取れる。そんな柔らかい感性を保ちたい。