衆議院議員総選挙

         「川べりの街の印象」   水彩+アクリル+オイルパステル

「衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査」の「投票所入場券」が届いた。留守電にも選挙のアンケートだの、選挙事務所からの録音メッセージなどが入りこむようになった。
 「衆議院選挙」と最近のマスコミは言っているけれど、以前はマスコミでもちゃんと「衆議院議員選挙」と言っていた。字数が多いということからだろうけれど、選ぶ対象を正確に示すことは大事だと思う。衆議院を選ぶわけではないのだから。選挙管理委員会ではさすがに上記の通り、ただしく表記している。
 2月8日の投票日までに、投票所の開設が間に合うかなどといわれている大雪の地域もあると報道されている。

テレビ、メディアでは選挙報道が日増しに増えてきたようだが、受験シーズンでもあり、街中のスピーカーでの街宣公報は控えめにしているのか、選挙が遠い。

それよりいつも腹立たしいのは、役所などに提出する書類の年号(元号)表記のこと。「昭和○○年って、今から何年前?」だの「平成○○年に△高校卒業って、何年前?」といいつつ手帳のオシマイのページにある付録を見たり、スマホで調べたりしなくてはならない。この時間ロスは決して馬鹿に出来ない。歴史的な意味はそれとして尊重すべきだが、現実的な使用は西暦に一本化すべきだ。
 役所なりの意味あって、役所がこれを使い続けるのはいいとしても、一般人にそれを押しつけるのはやめて欲しいものだ。これを取り上げてくれる政党があれば一票を考えるけど。

文句があるならかかってこい

と、トランプは世界全体に対して肩を怒らしてるんですよね。彼の言い方は、「お山の大将ごっこ」レベルで考えると、極めて明瞭だ。それが分からないのは、生涯一度も(そんな低レベルの)喧嘩などしたことがない、エリート社会に育った人ばかりが世界のリーダーになっているからかもしれない。
 話を戻すと、ヨーロッパ、特に同盟国であるNATO諸国に対して、「オレ(=トランプ=アメリカ)にぐじゃぐじゃ文句言うけど、オレの代わりになれるってんなら、なってみろよ。そんなこと、できっこないだろ?」とバカにしているわけだよね。彼の、ヤクザそのままの言動に比べると、「ドラえもん」のジャイアンにさえ「日本的気遣い」を感じてしまう。それに、エリート達がビビッている光景かな。

日露戦争でなぜ日本が勝てたかといえば、ロシアの勝利を望まない国が幾つもあったから(特にイギリス)。それらの国々の、公式・非公式のサポートなしに、(ルールに則った)格闘技なら、日本が戦って勝てる相手ではなかったろう。「戦争」というマスコミが作り上げるドラマのようなものではなく、本物の「生きるか死ぬか」というサバイバル戦争にはルールなし、使えるものは何でも使うし、時間制限もなく、ジャッジもいない。
 ウクライナ戦争におけるロシアの戦いを見ればわかる(唯一、核兵器使用だけは留まっているが。それも追い詰められれば分からない)。戦争での負けは単なる「一敗」ではなく、「(国家の)消滅」であると同時に、プーチンの場合、自らの死に直結するからだ。

確かに、いま2026年1月時点でアメリカと1:1で戦争して勝てる国はないかもしれない。けれど、戦争は前述のように「ルールのはっきりした」格闘技のようなものではない。戦争はリングの上ばかりじゃないどころか、1;1のつもりが、いつのまにか相手が誰であるかすら曖昧になることは、毎日のニュースを見ていても解る。

もしも、世界の全ての国がどれもベネズエラと大同小異だとトランプが思っているなら、アメリカはむしろ危うい、と思う。弱い相手のはずのベトナムで、アフガンで、アメリカはなぜあんな惨めな負け方をしたのか、そこがどうもよく理解できていないらしい。ロシアと同じく、「大国の傲慢さ」が染み付いてしまっているからだろう。
 ライオンや虎でさえ象を倒すことはできない。けれど、たった1℃の気温上昇が、象の群れ全体を絶滅させ得ることも、今や同じように世界の常識になっている。

平和評議会?

日本時間の明日、アメリカ、ロシア、ウクライナの三者による和平会談が、アラブ首長国連邦のアブダビで開かれるらしい。無駄なことだと誰もが分かっているのだが、要はトランプのノーベル平和賞へのポイント稼ぎに皆が付き合わされているだけのこと。

まあ、ウィトコフだけはごまスリ分のメリットはあるだろうけど。それにしても、よくもまあ恥ずかしげもなく「欲しい、欲しい」と個人的な欲をここまであからさまにねだれるものだ、と思う。人間も確かに動物の一種だと、別の意味で教えてくれる。

報道によると、ノルウェーのヨナス首相に敢えて書簡を送り、ノーベル平和賞をもらい損なったことへの責任がノルウェーにあると非難したのだそうだ。この書簡は、既に欧州各国の首脳にも共有済みだとか。呆れるというより、一種の精神的な問題を抱えているのではないか、としか思えない。それだからか、もっとひどいのが、22日(つまり昨日)(国連を脱退するつもりで?)新たに発足させた「平和評議会」という超マユツバなシロモノ。

この中で、自分は生涯議長を務め、入会しない(国単位ではないらしい)奴には関税などで制裁、たとえ参加(国?)でも反対意見を述べる奴にも制裁するという(この企画への入会を拒否したマクロン大統領に対して、直ちにフランス産ワインに200%の関税をかけると発表した)。要するに絶対服従せよということ。

普通に考えればトランプのアメリカ大統領としての任期はあと3年。ということは、大統領でなくなっても自由に他国に関税をかけたり、文字通り「帝王」として君臨すると宣言していることになるだろう。大方の想像通り、彼は絶対君主、しかも世界の独裁者になりたいのだ。プーチンを崇め、金正恩や習近平にことさらな好意を寄せる意味を、もう隠そうともしなくなってきた。

最初の話に戻るが、そんなわけで、ウクライナかロシアかのどちらかが崩壊しない限り、戦争は終わらない。残念だが。