3週間ぶりのアップロードです

3週間ぶりにスケッチ動画をアップロードしました。本当は現場からライブのようなかたちで伝えるのが理想ですが、体調やその他の諸事情からいまのところはこんな形式で、とりあえず「練習」です。来月は青いカモメ絵画教室のスケッチ会も予定されています。参加メンバーの参考になれば嬉しいです。

それと、先週土曜日(10/22)でグループ展「風土に生きるⅨ」展が無事終了しました。会期中4回銀座の画廊に通いましたが、なんとか腰痛もそれほど悪化せず「無事終了」を実感したところです。

展覧会場にいくと、友人知人たちが近くのあちこちで個展、グループ展、団体展をやっているのでついでといっては失礼ですが、ついでに見て回ります。それで自分の絵が大きな影響をうけることはもうありませんが、「発表する意味」などについてはいろいろと考えます。

目が悪くなり、手指が固くなり、足腰が弱り、記憶力も減退し、体力も年々無くなってきます。若い時のような力任せの絵は描けなくなっているかもしれません。でも、そのぶん見えてきたものもずいぶんあります。これからは、それをどう表現するか、です。まあ、あと5年くらいは今の調子で描けるでしょう。そのあとはどうするか、その間に考えることにしましょう。

This is my best work, now.

出品作「Apple-田園」 F100 テンペラ

「風土に生きる Ⅸ展」(10人の作家グループ展、銀座・ギャルリー志門. 10/17~10/22)への出品作です。直前になって何かモニョモニョと不安になり、一部だけ加筆しました。後で見ると、ひとつも良くなっていない。やっぱり筆を擱くタイミングってあるんだね。

大作画面の下部って、誰にとっても描きにくいところです。しゃがんで描いても、寝転がって描いても、テーブルの上に水平に置いて描いても、描きにくい位置なんです。だからほとんどの絵は画面の下1/4~1/5は破綻なく収めるためのクッションのようになっているものです。左下の葉っぱはまさにクッション。そうしたくはなかったけれど、このタイミングでこのスペースでは、他に何のアイデアも出てこなかったのです。写真はその部分を描くため、テーブルの上に絵を(縦に)載せた状態です。

10人のグループ展ですから、会場ではそれぞれの絵が主張し合います。見る側からは、そのぶつかり合いがグループ展の真骨頂ということになるのでしょうが、描く側から言うと、皆さんもうベテランなので、そんなこと実はどうでもいいのです。悪い意味ではなく、それぞれが「不可侵」の自分の絵の世界を持っているということでしょう。それが世間とズレていようと、構わず突進するという其々からのシグナルです。グループ展の絵を見るとき、そういうことを頭の片隅に置いておくと、案外に作家からの素直なシグナルが受け取れるかもしれません。

10月17日(初日)、19日(中日)、22日(最終日)は会場にいる予定です(ちょっと遅れることがあります。ゴメンね)。腰の具合が悪く、歩行困難な時は休むかもしれません。その時もゴメンね。

スケッチ:手描きとCG

ふるさとの川を描く2

ふるさとの川を描く3

「ふるさとの川を描く」2,3は数日前に撮影が終わり、時間が取れ次第ビデオ編集にかかる予定です。来週中にはどちらかをYouTube にアップしたいと思っています。編集作業がもっと手慣れてくるといいのですが、いまのところは一生懸命やっても全てにおいて非常にノロい。

「青いカモメ絵画教室」では、千葉県野田市で来月スケッチ会をする予定です。その際に水平線の探し方、位置の決め方などスケッチの参考になるようにと、「川」とは別に5本の動画を撮影しました。ノロノロのわたしですが、少なくともそのうちの1本は今月中にアップしたいと考えています。ご期待ください。

YouTube の「青いカモメの絵画教室」は昨日視聴3000回を越えました(パチパチ)。最初の1000回までに10カ月、2000回までに2ヶ月、3000回までに一カ月半、とだんだんペースが上がってきています。数字の魔力というか、数字に励まされるというか、もう少し頑張って続けようという気持ちになることは確かです。いわゆるユーチューバーの人たちの、1日で数万回というのに比べるとまさに月とスッポンですが、「千里の道も一歩から」。とりあえず「最初の一里」を目標に、半歩ずつでもいいから進めていけたらいいなあ、と思っています。

絵はフェルトペンで描いたものですが、これくらいなら実はCGでも十分に描くことができそうです。単純にリアリスティックというなら、CGの方がさらにグレードを上げることが可能です(スピードは慣れのせい?で、今のところは手描きの方がCGより10倍早い)。でも、YouTubeから感じるのはやっぱりCGより手描きを見たいんだなあ、ということ(わたしの場合だけかも知れませんが)。何かホッとするものを感じながらビデオ編集を続けています。