この暑さを記録せよ

ゴムの木

この暑さは異常だ。だが、これが「新たな平常」への始まりかも知れない。最低気温30°の北半球。北極海がリゾートになる地球の始まり。北半球の氷の重さが無くなり、地軸の傾きがほんの少し変わり、軌道もそれに連れて微妙に変わる。

太陽が膨張する前に地球自体が太陽に飛び込むか、加速して太陽系から飛び出してしまうかも知れない。それは数億年あとのことだが、生命体にとっての異常気象としては、はるかに早く現れる。台風は365日、風速数百メートル/秒の風で、現在のビルなど全て地上から地下に潜っている。地表は厚さ10mもの、ごついコケ類に覆われ、背の低い三角形の、ガラスのピラミッドの様な建築だけがその間から顔を出している。そんな地球の平常への「異常の始まり」。誰もがそれぞれの能力、感覚で記録するのが良い。

秩父を除く埼玉県平野部では、最低気温が30°を越えるようになってきた。最高気温40°より、そちらの方が本当は危険です。これが続けば「夜の熱中症死」が増える。睡眠薬を使用の方、ご用心。知らずに安楽死してしまうかも知れません。

ウニ食べました

ウニを剥く

晨春会展終了。バタバタと会場を片付け、夏祭りの交通規制の中を、なんとか我がアトリエに作品と共に帰宅。

下北半島・白糠産の活けウニが届いていた。白糠産は下北の中でも特に美味として地元では知られているが、漁協や地元民にはそれをブランド化する能力も、何とかしようという気持もなさそうだ。味は利尻、礼文のものにとてもよく似ていて、決して引けをとらないのだが(ウニの味は、地域ごとに、磯ごとにかなり違うものです)。

今年のウニはぷっくりとよく肥えていた。農家出身の妻は「ウニはパス」。息子も食べつけないので、好みではない。喜びを分かち合えないのは少し寂しいが、日本酒、ビール、ワインで、超山盛りのウニ丼にして食べた。贅沢の極み。こういうの、本当は一人でなく、何人かでワイワイやりながら食べたい。前もって予約を受けるだけの能力が漁協に欲しいものだ。

新しい誘惑

今年も似たように花は咲くが、誰も前の花など覚えてはいない

浮世絵版画の背景?に書かれた文字が読めないというイライラは以前からあったので、この際一挙両得ということで、変体仮名の勉強を始めた。(もともと外国語ではないので)覚悟を決めてかかったわりには、読みだけなら、それこそ基本のイロハを覚えれば何となく読める。江戸の庶民は基本的にひらがなしか読めないので、それで浮世絵の中の文字ならだいたい読めることになり、当座の目的は達成する。

けれど、読めるけれどなんの事だか分からない、というのがたくさんある。例えば江戸時代に使われた道具ひとつとっても、現在既に使われていないものについては、それが道具であることさえ分からない。それは江戸時代の文化や社会などについての知識がないからだ。

それを知りたいとなると厄介だ。どんどん深みにはまってしまう。これは危ない。どこかで切り上げないと大変なことになる。しかし、危険というものはたいていいつも興味と背中合せになっているものだ。はじめの一口がいつのまにか大酒飲みを作り出してしまうようなものか。