80億の人間は何を目指すのか

今回はちょっと、ズルしました。実はこのブログは今日、28日に書いています。昨夜も12時ギリギリになってブログ書いていましたが、「もう、間に合わない!」ということでいったん途中でアップして、つまり「日付を確保」して、すぐ「非公開」にしておくという「裏ワザ」を使ってしまいました 。m(__)m

深夜に書くというのは、よく言われることですが、書く内容がどんどん暗い方へ、深刻な方へと傾いてしまうんですよね。昨夜も、いろんなことを書いているうちに気持ちが落ち込んでしまい、続けられなくなってしまったんです。

世界はどうなっていくんだろう、自分はどうしたらいいんだろう、なんて、目覚めてから考えると、書いても仕方のないことを書こうとしていたんですよね。要するに頭が疲れていた。睡眠データを見ると、評価は「悪い」。睡眠時間3時間12分、とある。深い睡眠の合計34分、だそうです。もちろん、午前1時半から7時半頃まで、6時間くらいは横になっているんですよ。でも、入眠時刻は午前3時54分。床にはいっても、眠りに入れてないんですね。確かに、「いつも明け方になってから眠っている」という自覚はあったけれど、データでも確認できた、ということかな。しばらく飲まずに済んでいたクスリが、また必要になってきたのかもしれません。

80億(現在の世界総人口)の人間は何を考え、何をやっているのか、何を目指しているのか、なんて哲学者の真似をして考えたって、自分一人の始末も出来ずにいるのだから、まず自分の脚元、それもつま先を見なくちゃね。そして、今やりたいことをどうやって実現するか、だよね、きっと。

ポインセチア・ビデオ編集中

危なかった。あと3~4分で26日になるところだった。ビデオ編集に追われて、ブログのことをすっかり忘れていた。

今回は「風景の中の」ポインセチア。ポインセチアは、単独で描くのはとても難しい植物のひとつ。あの大胆な赤自体もそうだけれど、いざ描こうとするとなぜかあの赤が褪めてしまい、複雑なかたちだけが押し出されてくる。

あの赤は太陽の光を浴びてこそ。だから室内に持ち込んだとたん、日当たりと陰とで作り出す鮮やかなコントラストが失われ、急に不機嫌に黙り込んだようにとげとげしい表情になるのである。けれど、これは冬の花(?)。野外でなど描いていられないという、人間側の事情がその不機嫌さの原因でもあるわけだ。

ならば室内でもっとも居心地の良い、日当たりの場所を提供するしかない。冬の太陽は這いつくばる様に低く動き、すぐにモノの影に隠れてしまう。贅沢な光の場を要求する、冬の独裁者なのである。それが、あの赤なのである。

芸術は遠ざかる

[こっそり自分へのクリスマスプレゼント。スマートウォッチのベルト。2個で999円。大いに満足]

今日、一ヶ月ぶりくらいにスケッチブックを買いに行った。買いに行くのは小さなスケッチブックで、10号などの大型スケッチブックはいつも何冊かまとめて画材屋さんに頼んでしまう。最近は油彩やテンペラでの大きな絵もあまり描かないので、油彩筆の消費量も少なく、もっぱら水彩、紙系の消費が多くなった。

国内ではあらゆるものの物価高が問題になっているが、紙を筆頭に、画材関係の値上がりもやはり凄まじいものがある。美術関係の原材料はもともと希少品などが多く、値段も高めなのだが、それに地代、人件費、輸送費、倉庫や品質管理などの管理費、宣伝費、税金と、これでもかというほどに積みあがっている感じだ。忙しさに流されず、人生の時間をゆったりと芸術に親しみましょう、なんて口にするのも憚られるほどの価格である。芸術がますます人々から遠ざけられるのをどうすることもできない。

欲しい、使ってみたいスケッチブックや紙は数種類あったけれど、結局長考して1冊しか買うことが出来なかった。スケッチブックの今どきの値段を知らないわけではないのに、ですよ。年末は制作三昧、なんて夢の中でしかできなそうだ。正月用品やお酒はどこにも溢れていたのに、それがなぜか「豊かさ」のイメージとどんどん離れていくように見えた。