靴の上から足を掻く

アキーラによる習作を続けてみる

英米の医学や生理学者たちが共同で、ボリビアの低地(ボリビアって山だけかと思っていたが)に住む狩猟採集生活の種族の健康の秘密(心臓病など殆どないらしい)を調査した。途中を省略すると、日本人女性(特定されている!)の食生活がもっともそれに近いのだそうだ。でも、日本人女性って誰ですか。

引き続き。今のところ靴の上から足を掻く、感じ。それでも、100枚を越える頃には靴を脱げるだろうと希望をもっている。

 

水性と水彩–3

アキーラによる作例

Langton紙にアキーラの作例。数種類の紙を試しているが、発色など水彩絵の具より大きな違いができることが解ってきた。発色も、同じ水溶性といっても、水彩絵の具とは全く別種のものだと考える方が良さそうだ。

水溶性絵の具は、薄めて使えば皆似たようなものだと(確かにそうとも言えるが)甘く考えていた。絵の具の中の糊の分量にも秘密がありそうで、これを自分なりに調節してやれば、テクニカルな領域はかなり拡大できるはず、と目標を定めた。

 

水彩と水性絵の具

クリスマス・ローズ(水彩以外の水溶性絵の具による)

世界中の蜘蛛が一年間に獲物にする昆虫の量は年間4〜8億トンにもなり、これはいま生きている人間(70億人を越えた!)が年間に消費する魚と肉の量に匹敵するそうだ。

蜘蛛以外の昆虫も、鳥も魚も、他の多くの動物も昆虫という餌を食べることから逆算すると、一年間に発生する昆虫の量はどれほどになるか想像もつかない。昆虫の餌の相当部分は植物だろうから、そこから食物連鎖というシステムに沿って消費エネルギーを逆算していくと、我らの地球をミラクル(奇跡)と呼ぶ以外にない。

本題。水性絵の具で水彩のように描くのは、実は難しい。ある意味では油絵の具で水彩のように描くよりも。今年はこれがテーマになりそうな気がする。