描き初め / The first drawing in this year

チョコレート色のシクラメン 水彩8号

描き初め。今年は1月9日。かつては年越しそばの代わりに、大みそかから元旦までずっと絵を描き続けることを、個人的な行事にしていたのに、1/9だって…。

今年初めて記憶に残った夢。①腰の手術は選択肢だ ②感覚は、説得力はないが血が流れている 。

①、②とも言葉にするとつまらないが、夢の中では結構な衝撃として残った。それは一年を通してずっと意識されるから、私にとっては、初夢は案外大きな意味を持っているのかも知れない。

よし、今年はもう少し感覚的に、だらしなく描くことにしよう。人は人だ、なるべく耳と口は使わないようにしよう(ちょうどかなりの難聴になったが、これは幸いなのか?)。腰は大事にせず、ハードに行こう。壊れたら手術という選択肢がある、そんな一年に。

笑顔 / Smile

八戸えんぶり祭り・青森県八戸市

笑顔は大事だ。結果として自分を守るという意味でも。スマイルせよ、と言われると嫌だけれど、笑顔の人には話しかけやすいのも確か。災害時、スマイルがあれば軽いと見なされ、軽い方から救助されやすいという話を聞いたことがある。助かる可能性のある人こそ助けたいという、救助する側の心理だろうか。

普通に考えても、ムスッとした中高年の顔が並ぶと誰でも威圧感を受けるし、にこにこした子どもの顔が並ぶと、なぜか自然に応援したくなる。「国境なき医師団」「ユニセフこども基金」(だったかな?)などの募金メールでも、以前は「悲惨さ」を訴える写真が多かったが、最近は笑顔の、「希望」をアピールする写真に変わってきた。どうせ寄付するなら、より将来的な、明るい(smile)方向に活かして欲しいと思う人の方が、そうでない人よりは多いだろうから。。

「人は自分を好む人を好む」とは誰の言葉だったか。心理学的には、「自分のマネをする人を好む」ということになるらしい。でも私は嫌だ。私と私のクローンが並んでスマイルしている風景など、見たくはないんだ。

大湊線 / JR Oh-minato line

野辺地駅         上り八戸方面を見る

帰る日。午前中あたふたと病院に行き、車で野辺地駅まで送ってもらう。野辺地は雪。右の杉林は日本最古の鉄道防雪林。むつ市大湊に日本海軍の一大基地があり、そこへの輸送を最優先するためだ。野辺地は小さな町だが、青森方面と下北・函館方面、八戸・東京方面への重要な分岐点。

この防雪林は夏・冬の強い西風を防ぐために作られたもので、野辺地はこの地域では特に多雪な地域。ここから大湊まで陸奥湾沿いにおよそ50km以上続く、軍事林でもあった。今でも所々に残っているが、大半は切られ、陸奥湾を眺めながら列車が走れるようになっている。そのぶん、冬場の雪による運休や不通が増えた。下北方面へ冬に鉄道旅をする人は要注意だ(夏は強風)。

大湊線は日本で唯一の、他のJRのどことも繋がらない「はぐれ路線」。雪の無人駅がたくさんある。初めての人は列車(せいぜい2両だが)の乗り方、降り方をチェックしておかないと、乗れない、降りられないことがありますよ。