ひとが死ななければならないことって

「黄色い壁」水彩 コットン紙

タレントでYouTuber の「りゅうちぇる」さんが亡くなったというニュース。自死(こういう言い方もどこか気になりますが)だという。活動自体も詳しくは知りませんでしたが、あの人懐っこい笑顔からは想像もしていませんでした。どんなにか苦しんだことだろうと、心が痛みます。

昔より、といってもいつのことと比べたらいいのかわかりませんが、現代に近づくにつれて理不尽な死が増えているのではないかという気もします。生命はもともと死を望んではいない(たぶん)ので、すべての死は理不尽なものだという言い方もあるかもしれませんが、わたしなりにいえば(全然定義になっていませんが)、よりよく生きたいという希望に反する死のことです。

ウクライナ戦争でも、多くの若い命が毎日数百人という単位で亡くなっているのをわたしたちは知っています。ロシア軍であろうと、ウクライナ軍であろうと、戦争への大義名分があろうとなかろうと、本当のところは、戦争で命を捨てたいと思っている人など一人もいないでしょう。戦争のような、もちろん本人がしたいわけでも、始めたわけでもなく、やらない方がいいに決まっていると誰もが理解可能なのに、そんなことで死ななければならないなんて、なんて理不尽なことでしょうか。けれど、個人では止めようもない大きな力が人を死に向かわせます。その力はどこから来るのでしょうか。なぜなぜなぜと問い詰めていくと、誰でもあることに思い至るでしょう。

病気、事故、自死で、私自身の周りでもすでにたくさんの人が亡くなりました。死は生命あるものに必ず訪れる宿命ですが、だからといって他者がどうこうしていいものではありません。どれほどの死者があろうと、それぞれの命はそれぞれ100%であって、それ以下になるわけではありません。「死」は本人でさえ触れてはいけないもの、なのです。なのに、人を簡単に死に追いやる「言葉」「制度」「欲望」。世界にはいま80億を越える人間がいます。その知恵の積み重ねが、これなんでしょうか。

雲が風を吹いている

7月7日、七夕だ!一週間過ぎて、やっと思い出した
7月10日18.00。このあと突風。見るからに風を吹いていますね

今日は若干曇りで気温は4℃ほど昨日より低かった(昨日は東京・八王子市で39.1℃!)そうですが、それでもちょっと動けば汗びっしょりです。忙しさの上にこの暑さのせいも重なって、最近ウオーキングもかなりサボっています。せっせと歩いて2~3回汗をたくさんかけば暑さ慣れするような気もしますが、熱中症になってしまっては元も子もありませんので、用心です。

暑さのせいで、ついうっかりブログを書き忘れるところでした。なんでも暑さのせいにしてしまえるのも、時には便利なこともありますが、忘れてしまうと実害が出ることもあります。最近も、ウオーキングの歩数、時間、消費カロリーだの睡眠の深さなどを図ってくれるリストウォッチをどこかに置き忘れ、今になっても全然思い出せません。家の中にあるはずだという気はするのですが、腕から外れたのにも気がつかないほどボーっとしていたのかもしれません。

陽ざしが強いと、空を見上げるにもちょっとした意志が必要ですが、こんな雲も出ていますよ。上はもう秋のような感じ。7月7日といえば健診の日でした。サラッとしていたような気がしたのはクーラーの効いた中にいたからでしょう。この日は35℃もありました。

下は買い物の際に駐車場での写真。このちょっとあとで急に風が強くなり、市内の一部で竜巻の被害があったそうです。我が家はなんでもないと思っていましたが、モノ置台代わりに使っていた玄関わきの重いガラスの板が数メートル離れたところで見つかりました。ここに住んで初めてのことです。水が入っていた外のバケツはどこへ行ったか、とうとう見つかりません。もしかしたら、我が家でも災害一歩手前だったのかもしれません。わたしの日ごろの行いが相当良かったんでしょうね、きっと。

何もない日

「(水彩での)下塗り効果」のデモ制作

昨日、今日と暑い日が続きます。7月11日火曜日、午後7時現在32℃、だそうです。皆さん大丈夫ですか。その昔、当時すでに型落ちで安売りのクーラーを、しかもスペースに対してパワー不足の、しかもアトリエの上下左右が隙間だらけの、しかも、しかも、しかもの中で、アトリエにつけたのがもうとっくに10年以上前のこと。

以来、たいしたトラブルもなく、「クーラー年金」というものがあったら支払ってやりたいほど、(あっても実際は払えないが)そいつは健気に頑張っております(埃を掃うくらいしか手入れもしないのに)。なので、28℃設定で室温が30℃以下にならなくても、わたしは彼に(彼女かも?)文句を言いません。外より涼しければ何度でも結構でございます。―「でも―」電気代が上がっていると、妻が彼を(わたしをかも?)睨みつけたりするので、「甲斐性なしはわたくしのせいでござります。どうぞ、わたくしめをお縄にかけてくださりませ~」とは口ばかりで、わたしも一緒になって睨みつけている始末。

暑さは苦手ですが嫌いではない、と何度もこのブログに書いた記憶があります。反対に、「寒いのは好きなのに、身体がどうも弱音を吐いてしまう傾向です」を、どう表現したらいいかと考えていました。整理すると「暑いのも寒いのも好きだが、身体には負担です」ってこと?あたりまえじゃんね?そっか、知能のモーターが回っていなかったんですね。なっさけね~(>_<)。

というわけで、今日はこの暑さの中で、ひたすらブログ用の絵を描き、YouTube用の編集作業以外に何もしませんでした。作業が一段落ついて、久しぶりのウオーキングでも行こうとはしたのですが。一日中座りっぱなしのせいか足腰が自分のもののようではなく、それでも壊れたロボットのように、とりあえず歩き始めました。そしたら、いくらも歩かないうちに急に突風が吹き始めたんです。見上げると、入道雲が崩れかかっていてなかでピカピカ光っている。これ幸いとUターンしたら、なんと同市内で竜巻が発生したのだとのニュース。何も書くことのない一日でした(>_<) 。