ポジティブにすることば

Flower

「揺るがない」「ブレない」のが一つの褒め言葉でもあるような。一方で「常に変化し続ける」「革新」も褒め言葉であるような。

こういうマスコミ言葉を使っていると、つい、「ねばならぬ」と思い込んで、自分を縛ってしまう。絶対揺るがない人はただの石頭だし、変化し続けるなんて不可能だ。口にしない方が安全なことばだ。

反対に、〜でも良い、〜もある、と広く鷹揚な(時にいい加減に)ことばを使うと、気持が楽になり、前向きになる。

「前を向く」もマスコミことばだ。変なプラスイメージがくっついている。「時には後ろ向きでも良い」が自然で良い。

ヒトはまだまだ愚かに違いない

権現堂桜堤2017/4/2 14:00

権現堂桜堤。木によっては五分咲きだが、全体としては二分も咲いているだろうか?でも、咲き始めると一気だから、見頃は来週水曜日だな、きっと。

花見客はすでに満開。駐車場もびっしり。道も渋滞気味。ヒトは賢いのか、バカなのか。のこのこ出かけても、桜咲いてないから焼きそば、ビールと駐車料金払って菜の花を見て帰る人もいれば、沿道の子どもの作った(ブサイクでちっちゃい)お握りが一個150円で売れていたりする(商人への道はもう始まっている)。

権現堂の桜は染井吉野。桜を植えるのも交配するのも伐(き)るのもヒトだから、桜の生殺与奪権はヒトが握り、ヒトが桜に対して上位に見える。それが錯覚。

桜の「繁殖戦略」を考えると、「改良」されようと何されようと、日本全国にどんどん仲間を増やしている、大勝利だ。サクラで金を儲けようと、損しようと桜の知ったことではない。桜の「魔力」にヒトの「知力」が自滅「させられて」いることにも気づかない。

(お互いに次の行動考えつつ)串のイカを食いながら彼氏(彼女)と手をつないで歩くカップルや、時期だからと無理して孫、娘に手を引かれながら、脚を引き摺りつつ歩くジジ・ババというヒト戦略のなんと阿呆なことか。

植物の地球的歴史の前には、人間などまだまだアホでしかないようだ。

 

さってアート散歩-2

展示作品のひとつ

今日は昨夜から一日中雨模様、という予報。その中で中日の一大イベント、野外ライブ・パフォーマンス。音楽、現代舞踊、朗読。困ったなと、思ったけれどいざイベントになったら、ほぼ雨は上がった状態。私の晴れ男伝説にまた1ページが加えられた。

雨は大丈夫だったが、この時期にしては真冬並みの寒さ。出演者も観客も震え上がったが、約120人の観衆もほぼ満足の行く出来だったと思う。

写真は出品作家の一人、小高さんの「空・母」。樹脂に真っ赤なクリスタル塗装の強烈な作品。お寺の住職でもある作家本人に聞いたら、子宮のイメージだという。言われれば造形にも、タイトルにも納得。制作費はほぼ100万円くらいかかったそうだ。