鉛筆デッサン

鉛筆デッサンー1

鉛筆デッサンー2

青いカモメの絵画教室。水曜日の水彩クラスで鉛筆デッサンをしました。クラスからのリクエストです。幹事の方から「明暗表現について勉強したいという要望があります」と連絡があったので、教室でそのことについて、どうやるか話し合った結果、①明暗を見る訓練 ②明暗の使い方 の2段階で勉強することにしました。基本のキを再確認したいということなのでしょう。

①については「鉛筆デッサン」をやることにしました。②についてはまだ決まっていませんが、明暗表現について巨匠たちの作品例を分析、練習作品の制作、の2段階でやることにしようかと考えています。「鉛筆デッサン」第1回は「リンゴと石膏像」。3つの組み合わせを用意しましたが、2つが選択され、これはそのうちのひとつ。

「デッサンー1」は教室で時間内に、わたしも描いてみたものです。明暗表現ですから、明るさ・暗さは最低限4段階は見分(描き分け)けたいもの。そしてそれを(再現的に)表現する。それがー1。

ですが、さすがに実質2時間ちょっとでは、見ることはできても、表現までの時間は足りません。しかもこのモチーフは今回のみ。そんなわけで、土曜日午後、現場写真に光線条件をできるだけあわせ、写真も参考にしながらさらに3時間近く一人で描き込んでみたのがー2です。表現が硬くなってしまいましたが、久しぶりに画学生になった気分でした。最近、再現的な描写や鉛筆デッサンなど、現在のわたしの方向性と真逆のことをやるはめになっています。それが逆に新鮮に感じたりするのは、わたしの本質がアナログ的な人間だからなのかも知れません。

「ポカリスエット」描いてみた

ポカリスエット描いてみた

ポカリスエット描いてみた。現在午前2時。夜10時ころから描き始め、午前1時頃までかかった、と思う。昨夜もベッドに腹這いになって1時間以上、下描きをした。今日は眼も疲れてきたが、座りっぱなしなので足の血行が悪くなり、くるぶしから下が冷え冷え。

前回、前々回のお菓子や、ポカリスエットなどもそうだが、あくまで現物を目の前においての「スケッチ」の練習。今回は水彩で描くための準備も兼ねている。水彩画は描く順番によっては、極端に難しくなったり(ようするに描けない)、簡単になったりするので、事前にあるていど計画を立ててみる方がいい(と思う)。その点、油絵は順番など気にしない。どんどん描けばいいから気が楽だ。油絵っていいなあ。―でも、ここは水彩のため頑張らねば。

YouTubu 「青いカモメの絵画教室」に制作プロセス動画を掲載中。3分40秒です。ご覧ください。

CG的なアナログ制作

「湖池屋ハッシュドポテト」を描く

昨日(10/26)、「湖池屋ハッシュドポテト」をYouTube(制作プロセス)とこのブログ(画像)にアップした。そのCG制作の動画を家族に見せたら「なんか下手っぽい」「あのいい加減なデッサンから、よくここまで描いたね(皮肉)」の2つのコメントだけ。

ンじゃ、もちょっと描いてやろうじゃん (>_<) というわけで第2弾を描く。でも、描きながら(ちょっと冷静に)考えた。これは実際はほとんど手描きで、3時間近くかかっている。水彩とか、油絵とかと手順はほぼ同じ(「乾燥」にかかる時間は節約できるが)だから、絵の描き方の(疑似)実践例ともいえる。けれど、見た目にリアルに描けば描くほど、イラストレーターなどのソフトを使ったような外見になる。それなら、写真を取り込み、自動でトレースして、イラストレーターなどを使えば、半分以下の時間で、余裕で出来るのではないか。結局、(いろんな便利ソフトがあるのに)アナログでしか表現できませんっていうだけのことじゃないか、と。

これを見る人が自分でも描く人(しかも初心者)なら、描き方のプロセスはもしかして多少は参考になるかも知れない。でも、たぶん10人以下だからいくらなんでも効率悪すぎる。こんなことやっている時間があるなら、それこそもっとストレートに、もっ有用なソフトに習熟した方がいいのではないか。

そんなことばかり、ぐるぐると考えることが最近多くなった。実際の筆をCGのブラシに替えただけのアナログ制作(現状)と、実際の絵を描く楽しみ。CG的なアナログ制作(現状)と完全なCGとの仕事効率的な差。この3つを並べてみると、今やっていることが一番馬鹿馬鹿しいんじゃないか。深夜まで眼も身体も酷使して、意味ないことをやってるなーと寂しくなる。でもまあ、昨日の今日だ。100個くらいまでは「何でも描いてみよう」。