青いカモメの会・絵画展へのご案内

4月9日(水)午後から「青いカモメの会・絵画展」が始まります。埼玉県春日部市の「粕壁市民センター」です。ことし名称変更になったのですが、多くの人には「春日部中央公民館」の方がずっと良く知られています。お間違いのないように願います。

「青いカモメを描く絵画展」と勘違いして、カモメの絵ばかり並んでいると思った「カモメのファン」と一度だけ、偶然に会場でお会いしたことがあります。「カモメ(海鳥)」をテーマにした絵画展ではありません。伸び伸びと、絵画の空を飛んで欲しいと願ってのネーミングです。その名の通り、皆さん伸び伸び自由に描いています。ぜひご覧くださいますようお願いいたします。

恐ろしいことが起き始めた

「モデルスケッチ(部分)」 水彩

アメリカで恐ろしいことが急激に進行中、らしい。NHKはじめ、世界中のメディアが今日(3月11日)報道しているが、アメリカ政府がロシアに対する強力なサイバーセキュリティ対策を停止する、という衝撃的なニュースのことだ。

トランプ米大統領が、ロシアのKGBと深く関わっているという噂が様々なメディアで流れ始めている(KGBのコード名:クラスノフとも)。はじめは信憑性の薄い、デマ的な話だと無視していたが、不審を感じた米共和党の議員の中からも、CIAに確認する姿がSNSで発信されたりしている。トランプ政権ではCIAもFBIも実質的に “解体” する方向に進んでいるように見えるが、これは単なる偶然なのだろうか?

各国のサイバーセキュリティの専門家たちの間では「アメリカにとって(世界にとっても)未曽有の危機!」と衝撃を持って受け止められているという。それがいかに危険なことか、素人考えでもわかる。ホワイトハウスがそれに無知な筈はなく、トランプ氏自身も無関心などありえない以上、あえてそういう指示を出していると考えるほかない。とすると、このことをどう解釈すればいいのだろうか。なぜかは知らないが、アメリカが自らロシアの属国になる、ということである。

アメリカがサイバーセキュリティを停止するということは、日本を含むイギリスやフランスなど西側世界の情報もロシアに筒抜けになる危険がある、ということになる。トランプ氏によるウクライナ戦争への和平提案以来、ここ数週間のヨーロッパの急激なアメリカのロシア接近路線への批判と、それへの対策が急激かつ現実的になってきたのは、トランプ政権のそういう流れを掴んでいるからではないかと想像する。
 先日ノルウェーの船舶燃料供給大手がアメリカの潜水艦に対する燃料供給を拒否し、「『裏切り者アメリカ』に供給する燃料はない」などと発言、国内国外に向け同様の措置を採るようSNSで呼びかけたという報道が示すように、トランプ政権に対する不信感が急速に増す中で、さらにこの衝撃のニュースだ。まさかアメリカがウクライナにミサイルを撃ち込むなどということはあり得ない話だと思っていたが、「まさか」があり得る事態になってきているのかもしれない。トランプ政権はアメリカ国民をも裏切り始めたのではないか、そんな恐ろしい想像が湧いてくる。

不幸な予測

         制作中  ミクストメディア F100

関東でも平野部までも、2日続けて雪が降った。雪国のそれと違い、こちらの雪は湿っていているうえ、空気中の汚れをたくさん閉じ込めていて汚いからなるべく触らない。
 ブログにはなるべく政治のことは書かないようにしているが、時々は自分自身の記憶のために書こうと思う時がある。

昨日3/4、アメリカのトランプ大統領がウクライナへの軍事支援を一時停止したというニュースが世界を駆け巡った。ある程度想定されてはいたが、トランプ氏に投票した共和党支持者たちの中にさえ、それは行き過ぎだという人々も少なからずいるように見えた。

これまでのアメリカの政治的な立場を180°変えるような、ロシア寄りの姿勢に危機感を感じたヨーロッパ各国は、懸命にアメリカを引き止めようとしているようだ。先日のゼレンスキー、ウクライナ大統領との口論が引き金になったかのように報道されているが、トランプ氏のプーチン好きはずっと以前から危惧されていたから、軍事支援の停止は大統領就任後の既定の行動だと考えた方が自然だと思う。“口論” は単なる口実に過ぎないという人も少なくない。
 トランプ氏にとって、政治などは商売のための道具に過ぎないだろうから、いくらゼレンスキー氏が頭を下げて謝罪しようと(そもそも彼にそこまでの非礼があったかどうか。非礼というならむしろ招待した側のバンス氏の方ではなかろうか。一国の大統領を非難して面前で恥をかかせた。トランプ氏自身がそうしたならまだしも、バンス氏はトランプ氏の随人の立場で、彼を差し置いたことでトランプ氏にも恥をかかせたことになる)、さらに居丈高になって、もっと厳しい要求を突きつけられることにもなりかねない。

ともかく、世界一位と2位の軍事大国が手を結ぶとなれば、それに対抗しようとすれば全ヨーロッパが団結するだけでも足りないのは明らか。「第3次大戦を弄ぼうとしている」と、トランプ氏はゼレンスキー氏を罵ったが、そんなこと今のウクライナ、それも一国だけでできるはずもない。可能なのはどちらか、子どもでもわかる。
 自分自身の記憶のためにこの記事を書いて置く。すべて、そうならないことを祈る。