明けましておめでとうございます

狼のタテガミ
狼のタテガミ

とうとう年が明けてしまった。夢中になって大晦日に夜通し仕事をしていたドラキュラは、差し込んでくる元旦快晴の朝日の中に、わずかな土の盛り上がりを床に残して消えていくのであった。

そんなわけでとりあえず、明けましておめでとうございます。今年もよろしくね。ところで、その土くれを鉢に入れて、ある植物の種を蒔いたら赤い花が咲きました。その花の名前を知ってますか?

写真は、ジブリの「もののけ姫」で見たような立派な狼の、そのタテガミです。狼はもちろんホンモノ。茨城県自然博物館の剥製標本です。思わず触って見たくなるような、そうしたらガブリと噛まれそうな、迫力ある良い標本です。

今年はドラキュラのようなファンタジーより、この狼のようなリアイティを考えて見たいと思います。現実の多くの日本人にとっては、ドラキュラより狼の方がファンタジックに感じられるかも知れないが。

 

 

年の瀬だ

朝食兼昼食
朝食兼昼食

あっという間さえなく、時は過ぎる。入院で先延ばしした仕事を何とか処理するだけで年末になってしまった。年末の用事も溜まっている。

なのに年末だとなぜだかお酒が恋しくなる。お酒は諸刃の剣とはよく言ったもの。飲んでいる時は楽しい気分だが、夜眠れなくなってしまう。リラックスとストレスを一緒に飲んでいるようなもの。医者には特に止められてはいないが、睡眠かアルコールかでは選択の余地はない。

今朝は早朝コーヒーもそこそこに出かけたので、帰宅後の11時、昼食兼昼食。ご飯炊くのが面倒なので、駅近くでカレードーナツ1個買った。あとはヨーグルトとメイプルシロップ、コーヒー。

 

お菓子 / Sweets

お菓子 sweets
お菓子             sweets

あっという間もなく、退院から1週間。無理はしなかったが、ブラブラすることもなく、結構忙しい1週間が過ぎた。

退院後に備え、手術翌日から準備しておいたことが現実的には役にたった。けれど、今から考えてみるともっと深く入院を味わうべきだったようにも思う。年齢を考えると、これから何度か入院を繰り返すことになるだろうし、いろんな視点から(自己)観察できる良い機会を、普段の生活からの視点だけで過ごしてしまった。でも、良い機会だったと思う。

手術翌日、下の階の売店でチョコレートを一箱買った。病院食だけでは脳の栄養が足りないと思ったから。それを時々舐めながら、ベッド脇でパソコンに向かっていた。結局その一箱だけで満足し、追加はしなかったが、甘い飲料は何度か買った。

間食は殆どしない。あっても食べないが、何故かお菓子を見るのは好きである。綺麗な包み紙や洒落たデザイン、安っぽい高級感など、私にとってお菓子は、食べるというよりはデザインやイメージの原材料になりつつある。お菓子一つごとに、甘い夢を見ることができる。気分が向けば、食べてもみる。何だか市場調査みたいな食べ方だが、けれど面白いと思ったものは、ちょっとだけでも、必ず食べてみたい気持になる。