木星・土星大接近

Venus:23Dec 2020/6:15

木星と土星が397年ぶりの大接近だそうである。月も加わって1枚の写真に収まるチャンスもあったのだそうだ。次の大接近は2080年だという。これが人生最後のチャンスになる人も少なくないだろうから、とりあえず見ておくことにしよう。

最接近は12月21日だったが、まだ1~2日は大丈夫(でも急激に離れていくよ)。私もまだ見てないので今夜あたり。夕方から宵にかけて、南西の空です。

写真は残念ながらそちらではなく、ウォーキング中の金星(明けの明星)。息が切れていたせいか、ブレてしまった。5分後の6:20には日の出前の明るさの中に見えなくなってしまう。木・土大接近、子どもが買った古い天体望遠鏡でも、修理すればある程度きれいに見られると思うが、間に合わない。けれど一年の中にはいろんな流星群はじめ、たくさんの天体現象がある。コロナの中、夜空に心を広げるのもいい。

「美しい日本」から「狂った日本」への道

千葉県・関宿城公園の紅葉

今年は紅葉がきれいだ、とラジオで何度も聞いている。近所を歩いても殊更には感じないが、それなりにきれいだとは思う。車で近くの関宿城公園へ行ってみた。車で25分の距離だが、ふつうのママチャリ自転車でも45分くらいで行ける(往復20kmくらい)。

午後3時ころ着いたから、もう「夕陽」に近かった。それの「赤み」を差し引いても、まだ中秋の風情の紅葉(写真)です。今年は暖冬とは聞かないが、昨年の「例外的な」暖冬につぐ「例外」なのかもしれない。快晴の日差しも暖かく、3℃~14℃とはとても思えない穏やかさだった。

一方で哀しい現実も見た。この公園自慢の、関東でも指折りの辛夷(こぶし)の大樹がついに朽果て、見る影もなくなっていたこと(写真はあまりに痛々しく、掲載しません)。この木のそばで、いろんな思い出をつくったなあと、しばし感慨に浸った。

書くのをやめようかと思ったが、やはり記録のために書いておく。コロナ感染拡大とGoToキャンペーン。「国民のために働く」と銘打っておきながら、ことごとく「説明は差し控える」菅内閣。安部から引き継いだ、日銀の無制限国債買いによる「見せかけの好況(株価だけ)」、予想されていた「働き方改革による」自殺率(特に若い女性の)の大幅アップ、(コロナによらない)失業率の増加。オリンピック(無料・有料ボランティア)と「パソナ」)、皇嗣・皇女関連のメディアの視点の浅はかさ、等々あげればきりがないのに、内閣支持率が落ちないという「国民の常識」。だめだ、ここだけでもスペースが足りん。(2020/12/01)

「ほうとう」を食べた日

昇仙峡 2013

パソコン上で資料を検索中、古いスケッチを見つけた。絵画教室の数人と日帰りで昇仙峡(山梨県・甲府市)に行ったときのものだ。同じ構図のもの、中央の水面だけのものなど4枚ほどあった。

構図も面白かったが、何より水面の美しさに眼を惹かれた。以後、何枚も水面の泡立ちや、流れていく小さな渦を、明るい水面、暗く深い水面などを中心に描くようになった。そのきっかけになったのかもしれない。

何より、「元気だったんだなあ」と思う。この場所までは、きっと細い山道を数十分は歩いたのではないだろうか(ほとんど忘れてしまった)。帰り際、川べりの食堂で名物の「ほうとううどん」を食べたことはよく覚えているが。

身体が元気だと、感じ方も元気になる。そんな気がする。コロナになんか負けていられない。また外でスケッチしたいと思う。