できること、できないこと

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「できる、できない」はどこで分けられるか。「無限の可能性」なんてあり得ない言葉は使わないが、できる可能性がどのくらいあるか、は誰でも考える瞬間があるだろう。

「(何事も)やってみなければわからない」とはわたし自身もよく使う言葉だが、おそらく日本中でこのフレーズが聞こえない日は、一日とて無いに違いない。けれど、ちょっと考えてみると、それはある程度可能性がある(と推定される)場合に言われることであって、多くの場合は「やってみなくても判る」のが普通である。

だから「やってみなければわからない」は、多くの場合「できる可能性がある(高い)」という意味に近い。特に、本人がそう思うとき、断言はできないがそれはたいてい達成できる。それは、本人でなければ計算できない様々なファクターを、ちゃんと計算しているから。
 他人からはどう思われていようと、こと自分のことに関しては、医者や心理カウンセラーなどより自分の方が深く知っている、と無意識に自信を持っているのが、命あるものの自然の姿だ。

「できるかな?」と感じたら、「できる」と思ってまずはやってみよう。簡単に、などといい加減なことは言わないが、きっとできる。これは「意思」とかの問題ではなく、自分の全感覚が弾き出した「計算の結果」だから。他の何よりも信頼できるデータじゃないですか?

「初雪」を描く

「初雪(那須にて)」
現場写真

昨夜から今朝にかけて関東の山沿いにも初雪があったらしい。いよいよ当地は当地なりの「冬」の到来だ。那須岳(茶臼岳)を撮った写真があったので、初雪をテーマに描いてみました。実際この時も初雪だったように記憶しているが、確信はありません。

下が現場写真。車を路肩に寄せ、運転席から撮ったものだと思っていたら、どうやら誰かに載せてもらい、助手席から通りすがりに撮ったものらしい。たしかに(自分が撮るなら)写真の構図としても中途半端な位置取りだ。あえてこれを何とか絵にしてみることにした。

写真になくても道の想像はつくが、あえて道はぎりぎり入れないことにする。大きな変更は「電柱」の大きさと位置。電柱のサイズを小さくしたぶん、山が大きく感じられるような気がするのですが、どうでしょうか(実際、比率的にも大きくしてあるが)。左に(実際にもあるが)林の一部を追加して、視線が左から外に抜けてしまうのを防ぎます。

空と雪の明暗を逆転。雪の白さを強調しました。これで「初雪」がテーマであることがはっきり伝わると思います。山裾には意識的に赤味の色を加え、「秋の終わり感」を表現しています。ただ、山全体はもう少し軽く描いて、距離感を出した方が良かったかなあ、とも感じます。

渡良瀬バルーンフェスティバル

風のため、イリュージョンへの参加は8~9機だけ。でも、ロマンティック

昨日、午後から栃木県渡良瀬遊水地で開催中の「渡良瀬バルーンフェスティバル」に行ってみた。車で約1時間ほど。しばらく出かけていなかった渡良瀬の縁をドライブ。以前は結構な頻度で通ったところでもあり、広々とした風景がなんだか懐かしい気がした。

日本屈指のバルーニスト(バルーンに乗る人たちをそう呼ぶらしい)たちのレースなんだそうだ。しかし、風が強く、午前中のレースは中止。現地に着いたら、午後のレースの中止も発表された。夕方18時までの「バルーン・イリュージョン」までなんにもやることなし。寒い中、ただぼんやりと広い空と枯草を眺めているだけ。でも、それだけでも十分良い。

バルーンレースはホンダがスポンサーらしく(熱気球ホンダグランプリ)、会場では車の展示会もやっていた。他にやることないから、買う気もないのに(買えない)車内を見たりして時間を過ごした。軽自動車も3台あり、そのうち電気自動車に至っては350万円以上もするという。運転席以外すべてフラットにできる(ロッドなど不要だからね)のが凄い。完全なベッド付取材車として使えるね、と言ったら「このスペースにホンダの125ccバイクがピッタリ入ります」。固定金具もある。さすがはホンダ、バイクを乗せるという発想は「らしい」というしかない。出店も出て、ケバブの美味しそうな匂い。芋焼酎も売っていて、試飲もあったようだが帰りも運転だしね。

暗くなってきて、花火も予定通り開催されるという情報が流れたのか、車がどんどん増えてくる。いくつもある大駐車場のほとんどが満杯になったのではあるまいか。冷え込んでくる中、ほとんどの人がじっとスマホをかざして撮影している。子連れの人が意外に多かったなー。
 今日(15日、日曜日)も早朝に5回のレースが予定されていたが、どうだったか。会場の栃木市藤岡町の天気予報では晴、風速5メートルということで、無事開催できたのではないかと思う。寒かったが、気分がリフレッシュできてよかった。