初雪-2

「初雪(那須岳遠望)」  水彩 F6

一昨日と同じモチーフ。今回はあえて定番の「道」を入れてみました。やっぱり構図としては平凡になります。杉林を広葉樹風に変え、そのうえ(特に近景は)色もできるだけ省略するようにしたので、一見、桜の時期に雪が降ったかのように見えるかもしれませんね(桜を描くときには使えそう!)。白い部分は紙の塗り残しです。

いまのところ、YouTubeにアップするための練習を兼ねて水彩制作を続けているので、あまり自分らしくない絵が続いて、ややフラストレーション気味です。これでも写真とは結構変えているのですが、さすがに「やりたい放題」からはかなり遠いですね。とはいえ、描くこと自体は嫌な筈もなく、枚数を重ねてくると、だんだん水彩に慣れてくるというか、技術的にも小さな発見が毎回あるのが楽しみでもあります。

渡良瀬バルーンフェスティバル

風のため、イリュージョンへの参加は8~9機だけ。でも、ロマンティック

昨日、午後から栃木県渡良瀬遊水地で開催中の「渡良瀬バルーンフェスティバル」に行ってみた。車で約1時間ほど。しばらく出かけていなかった渡良瀬の縁をドライブ。以前は結構な頻度で通ったところでもあり、広々とした風景がなんだか懐かしい気がした。

日本屈指のバルーニスト(バルーンに乗る人たちをそう呼ぶらしい)たちのレースなんだそうだ。しかし、風が強く、午前中のレースは中止。現地に着いたら、午後のレースの中止も発表された。夕方18時までの「バルーン・イリュージョン」までなんにもやることなし。寒い中、ただぼんやりと広い空と枯草を眺めているだけ。でも、それだけでも十分良い。

バルーンレースはホンダがスポンサーらしく(熱気球ホンダグランプリ)、会場では車の展示会もやっていた。他にやることないから、買う気もないのに(買えない)車内を見たりして時間を過ごした。軽自動車も3台あり、そのうち電気自動車に至っては350万円以上もするという。運転席以外すべてフラットにできる(ロッドなど不要だからね)のが凄い。完全なベッド付取材車として使えるね、と言ったら「このスペースにホンダの125ccバイクがピッタリ入ります」。固定金具もある。さすがはホンダ、バイクを乗せるという発想は「らしい」というしかない。出店も出て、ケバブの美味しそうな匂い。芋焼酎も売っていて、試飲もあったようだが帰りも運転だしね。

暗くなってきて、花火も予定通り開催されるという情報が流れたのか、車がどんどん増えてくる。いくつもある大駐車場のほとんどが満杯になったのではあるまいか。冷え込んでくる中、ほとんどの人がじっとスマホをかざして撮影している。子連れの人が意外に多かったなー。
 今日(15日、日曜日)も早朝に5回のレースが予定されていたが、どうだったか。会場の栃木市藤岡町の天気予報では晴、風速5メートルということで、無事開催できたのではないかと思う。寒かったが、気分がリフレッシュできてよかった。

Yes, I am old fashioned.

「ポインセチアー窓際の2鉢」  水彩

教室用のモチーフ、年末恒例のポインセチアも少しずつ飽きられてきた。とはいえ、前にも記事にしたことがあるが、ポインセチアは一見簡単そうに見えて、実は色もかたちもかなり強力に手ごわい相手である。そういうことを教室の人たちもすでに知り抜いていて、「敬して疎遠」、やや「猫跨ぎ」という気分なのかもしれない。もちろん、ポインセチアにも教室の人にも罪はない。

罪はないけれど、このまま萎れさせるにはちょっと勿体無い。せめてわたしも一枚くらいは描かなくちゃ、という「もったいない精神」で描いてみた。

これ、2鉢だから絵になっているんですよ。解ります?この感覚。一鉢じゃ “ただのスケッチ” になってしまう。“ただのスケッチ” って何ですかって、追及しないで欲しいんだけど、要するに「絵画性」が増す、ってことです。・・・ってどういうことですか、というのに答えると、毎回論文書く(のと同じ)ことになるので、要するにワタシの感覚では、とだけ言っておきましょう。でもそれ、古い感覚でしょ、と土俵際まで押し込まれれば、 Yes, I am old-fashioned. と開き直るしかありません。そのうえちょっとケチかも(^-^;