今日は少し強気


Apple by a book 2021 mixed media

これじゃダメかなと気弱になったりしながら、この作品は結局これで終了とした。一昨日に比べ、細かいところで何となく納得がいくように調節できた。けれどいちばん変わったのは気分。今日は幾分か強気のところがあるのでOKできた。

完全に満足ということはないが、この作品に関する限り、これ以上加筆しても、今以上良くはならないだろう。さらに加筆するより、新しく描いた方がこういう場合は間違いない。9月1日掲載の制作中の絵と比べても、良くなったかどうかは見る人次第。

青の縁取りは、AppleもBookも同じ色にしてある。そのため、この2つはおなじ輪郭で囲まれた一つの平面になっている。テーブル(らしきもの)のエッジ(らしきもの)も同じ色。本の輪郭とテーブルの縁が同じ色なので遠近感はきわめて曖昧=平面的になった。小さく小分けされた各輪郭線内部の色もなるべく平坦に塗ってある、ように見えるが、こまかいところで単純な塗りではなかったり、明暗で立体感を作ったりして、若干混乱することを想定して描いている。それが「良い試み」かどうかは、今の段階では判定できない。

CGスケッチ

「マイ・カメラ」(CGスケッチ)  30 Aug 2021

30秒のコマ送り動画で、動画撮影用にセットしたマイ・カメラのCGスケッチ。実際にかかった時間は2時間弱。意外に時間かかりました。スケッチブックに鉛筆+ペンなどで描いた場合と比べ、どちらが早いかは「微妙」。早さを別にすればそれぞれの利点は明らか。CGは他の媒体に利用できるし、スケッチブックなら確実に手もとに在る。

それなりに一生懸命描いているとはいえ、後で見直したときに、ここはもう少し描き込みたいとかあるのが普通だと思う。そんなとき、後からいくらでも描きなおし、加筆可能なのがCGのすごいところ。でも、CGで描いたことのない人には、たぶんその「すごさ」がたぶん伝わらない。実際に CGスケッチの体験をしてみるしかないが、それなりに高価でもあるし、パソコンに苦手意識のある人(わたしもだ)には、抵抗感もあることは理解できる。

このスケッチは、右側窓からの自然光。スタートは遅く、午後3時ちょうど。ライトは左なので、スケッチを終えるまで点灯できない(光線方向が真逆になる)。夕方の自然光の減衰を考えると、かなり急ぎ目で描かなくてはならない(明日にすればいいだけなのだが)。「日没は6時30分ちょっと前」と頭にタイマーをセットする。

最初の3秒間。「初めは大雑把に全体をくくるんだな」と見て貰えれば嬉しい。

窓辺は楽しき「地獄」かな

我が窓辺は花盛り

我がアトリエの窓辺はサボテン類で賑やか。肥料もやらないのにどんどん大きくなる。次から次へと花も咲く。サボテンたちの生育環境に合っているのだろう。それとも彼らがうまく合わせているのか知らないが、一見小さな楽園である。

けれど我が窓辺は陽射し厳しく、押し合いへし合いの場所取りにも、毎日しのぎを削らなければ生き残れない。戦いに敗れたサボテンはすでに幾つも姿を消した。勝っても、調子に乗って伸び過ぎれば大魔王(わたし)によって引き抜かれ、ポイ捨てされてしまう。無慈悲な生き地獄なのだ。