この時季

        「栗」   鉛筆、水彩 

あっちを向いても戦争。こっちを向いても戦争もしくは内戦。よくもまあ、こうも飽きずに人は殺し合うものだと思う。それぞれ大義を掲げてはいても、結局、「泥棒にも三分の理」。

けれどそういう「喧嘩両成敗」的な言い方は、実はまったく公平ではない。戦争を例にするなら、戦力の差があり過ぎるケースもある。殺戮的な武器を持たない地域のトラブルのようなものに、力を持った第三者が、別の隠された目的をもって一方に武器を提供するような場合。このような場合は、短時間で弱い方が完全に消滅してしまうことがある。あとは「死人に口なし」。

典型的な「宗教」に隠された殺戮。宗教や歴史的な深い知識がないと、迂闊に正しいだの正義だのとは言いにくいとつい遠慮してしまうが、結局は信仰と命のどちらを優先するかということ。わたしは迷うことなく、目の前の命が最優先だ。宗教だけでなく、性別、年齢も差別はしない、たぶん。ノーベル賞発表の季節になったが、ノーベル平和賞なんて意味があるのか、と疑問を感じるのはたぶんわたしだけではない。

今日も I 氏より栗を頂いた。先日の栗のブログを見たから採ってきたという。そればかり描いているわけにもいかないが立派な栗だった。とりあえず写真だけ撮っておこう。

曼珠沙華

先日お見せ出来なかった、埼玉県営幸手権現堂公園の曼珠沙華です(やっと別の転送方法にたどり着きました)。たぶん近年では一番立派に咲いています。今年は暑い日が続き、旱(ひでり)気味だったのが、花にはよかったのでしょう。

10日から2週間ほど満開の時期が遅れているとかで、人の込み具合もこの程度なら周りを気にせず、ゆっくり観られそうですね。夕方になると、インスタグラムにアップするために、メイク・コスチューム・小道具にいろいろ趣向を凝らした人たちが来て写真を撮っています。それを横目に見るのも一興です。土手の上は秋らしい爽やかな風が吹いています。

甲斐路

    「甲斐路」 水彩  

 

昨日、埼玉県幸手市の県営権現堂公園へ満開の曼珠沙華を見に行ってきた。今が最高の見ごろ。過去何度か観に行ったことがあるが、その中では今年が最高。その写真を載せたいが、先日と同じアクシデントを繰り返し、お見せすることが出来ないのが本当に残念。いったいこの iPhone と Windows との相性の悪さをどう処理したらいいものか。

葡萄の絵は「水滴」シリーズ?の最新作。とりあえず、次は別の絵を描かなくては。