カプセルー2

Capsule-2 f6(part) Mixed-medium

カプセルの表現バリエーション。形よりむしろメディウムによる表現の違いなどを試している。

カプセルのコンセプトは明快なのだが、もっと生(ナマ)の、というか・・考えているレベルより下を掘り下げる感じが欲しい。メディウムの研究などではどうにもならないのは分かっているのだが、まずは感覚レベルを、もう少しリハビリして元に戻さないと話にならない。このようにチマチマ、チビチビやっていてはゴールは遠のくばかりだが、止めたらそこで終了。今はチマチマ、チビチビ続けるしかない時期のようなものだと、納得するしかない。

カプセル

Capsule f4 Mixed-medium

「新生」への手探り?

どんな動物でも植物でも、間近によく見ると、不思議で美しいものだ。人間も同じだが、あまりに傲慢で辟易するようになってきた(それでもやはり面白く、描かざるを得ないモチーフだが)。

最近は美人、美男(もともと興味はないが)より、グロテスクなもの、野性的なもの、動物的なもの、巨大なもの、拒絶的なもの、神的なもの、そしてそれがすべて一つになった、新しい生き物、「新生」を描こうとしているらしい。自分でも、まだ掴めないでいる。そこが面白いのかも知れない。

※グロテスクなものと美しいものとの間には、違いなど全くない。その時々の基準とそのずれ幅の違いだけ

シェルターの花(その2)

シェルターの花 f6 Mixed-medium

前回のバリエーション。基本的にシンメトリー(左右対称)の構成だが、どうなんだろう?しばらく眺めることにする。砂漠の砂の中に、夜露!がしみ込んで砂がセメント状に固まり、きれいなバラの花の形を作り上げる現象がよく知られている(私も何個か持っている)。そんな風に、砂をスコップで掻き上げたら、中から勢いよく花が飛び出てくる。そんなイメージ。砂それ自体がシェルターであり、カプセルは自分を守る二重の自衛機構?