桜の名所

一昨日から青いカモメの会・絵画展が始まったことはすでにお伝えしました。このスケッチはその前日。天気が良かったので、気分転換を兼ねて自転車で近くの花見に行ってきました。毎年必ずNHKで報道される、いわゆる「桜の名所」で、そのための車の渋滞も激しく、もしも近くでなかったらわざわざ行く気にはなりません。

わたしは毎年、この時季にここを取材しています。桜などはもう見飽きてるので、「桜を見に来る人をスケッチする」のです。今年は外国人、とくに中国系の言語が至る所で聞こえました。会話が聞こえる、ということは「一人旅ではない」ってこと。見ると、子ども連れ(それもまだ歩けない赤ちゃんなど)も少なくない。それに若夫婦のどちらかの両親らしき人などが加わる感じ。

ひと頃のような「いかにも観光」感だけではなく、どことなく「日本在住」感が漂っています。それと海外にいる両親、知人などという組み合わせか。日本は安全に金がかからないし、海外に比べると物価も安いから人を呼びやすいんだなあ、などと想像する。日本人のカップルも焼きそばなど片手に持ちながら、時どき思い出したように桜を見ていました。テレビで紹介されたところに自分たちもいる―共有できた―というのがいいんでしょうか。海外旅行者のリッチぶりに比べると、なんだか肌寒い気がしました。

「青いカモメの会」の展覧会始まったぞ

青いカモメの会 絵画展会場(初日)

今日は実行委員、陳列委員だけでなく、多くのメンバーが陳列を手伝ってくれました。それは自発的で、とっても嬉しく、感激しました! 陳列委員も出品メンバーと同じ年代。10年前なら「陳列の邪魔なんですけど・・」・・。阿吽の呼吸、と言ったらいいんでしょうか。いい人間関係ができてるなーと、思いました。

陳列作品の「高さ調節」も何度もやり直しさせてしまいました。作業してくれた方々、ごめんなさいね。でも高さの調節が会場構成のポイント、とわたしは考えているので妥協しませんでした。ここをいい加減にすると、最初の作品こそじっくり見て貰えても、やがて見ること自体に疲れてしまい、最後の作品などは(絵の良し悪しに関わらず)ろくに見てもらえないまますっ飛ばされてしまう、ということがあり得るからです。

そのために作業量が倍増してしまいましたが、誰も文句も言わず、ちゃんとやってくれました。メンバーのアイデアで、高さ調節用のガイドラインをテープで視覚化してくれたりしたおかげで、作業時間も短縮できました (^-^;。90点近い大量の作品を、スッキリと最後まで疲れずに見ることができる会場になったのは皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。お疲れ様。でも、今日が初日だってこと、まだ忘れないでね。ご覧くださった方々のコメントもお待ちしています。

アップデート

ソメイヨシノの花影は薄い

アップデートというのは、新しい機能を付加したり、同じ機能でもより使い勝手が良くなるように改善すること。無駄な機能や、使用頻度のほとんどないものを捨てることも、含めてもいいかもしれません。

ところがわたしの場合、特にパソコンがアップデートされるたびに使いにくくなるばかり。そして、やっとの思いでその使いにくさに慣れてくると、またアップデート。なんという意地の悪い会社(マイクロソフトのことだ!)なんだろうと毎回腹が立ちます。

でも、人に言わせると、それはわたし自身がアップデートできてないからなのだそうです。言われてみれば確かに、ちっとも新しい知識や使い方、周辺情報をアップデートできていないことに思い当たります。ソフトのアップデートは、アップデート(の用意)ができている人にむけて送られているものだというのです。

アップデートするには(たとえ少しずつでも)不断の努力が欠かせません。アップデートするということは、それらが毎日わずかずつでも更新され続けてているということなんですね。そのようにしてさえ、「今」についていくことは難しいのかもしれません。アップデートしない、できないということは、ただひたすら自分が化石化していくことですか。動脈硬化どころじゃありませんね。怖いですねえ。マイクロソフト、ごめんよ。