腰痛は自分で治す

そんなことができるくらいなら誰も好き好んで整形外科など行くもんか、と私も思う。でもアメリカのある医学会?だかでは鎮静剤の議論を通じて、どうも、そういう結論に達したらしい。

そこでは ①鎮静剤は一時的なもので、根本的な治療ではない ②(鎮静剤の施用目的の一つである)腰痛の原因は複雑で、MRIやレントゲンで悪い箇所があっても、簡単にはそれが痛みの原因だとは言えない。そこから、腰痛治療の基本は①保存治療:簡単に手術で骨を取ったりしない ②鎮静剤は他の影響があるのでやめる ③どうやれば痛い(痛くない)か、自分で試しながら、(医師任せの受け身ではなく)自分で方法を探していく、ということらしい。

ある意味、なるほどと思う。医師だけでなくリハビリやトレーナーなどの意見を聞きながら、「自分自身で積極的に治すしかない」という(医師の諦めともとれる)考えがシンプルで新鮮。確かに自然界の動物は医者には行かず、自分で治す(或いはそのまま死ぬ)。でも、できるかな?

 

ホイッスル

これが顔に見えること自体が不思議といえば不思議

ホイッスルって、そうアレ。これが楽器に数えられるようになってもう数十年。以来スティールパンはじめ、いろんなものが楽器になっているが、ホイッスルは最もシンプルなものの代表だろう。ほぼ口笛(元々は鳥の声)感覚。

ホイッスルには別な意味もある。しかも「音の出どころを探せ」=「注目せよ」という「命令形」だ。かなり耳障りな音なのに、(多くの場合)自分に危険が迫っていることを知らせてくれる、「善意」の「耳障り」という社会的、感覚的了解が成り立っている、数少ない例だ。

それを「音楽」に重ね合わせたセンスに、あらためて感心する。感覚が柔軟だということ。日本の社会で暮らす限り無理だな、と(ほぼ根拠なく)思う。

 

先日鮎を頂いたので、気が向くまま10枚ほど描いてみた。見る角度によって背中が青く見えたり、茶色っぽく見えたり。鮎に限らないが、川魚って本当に繊細だなあと、あらためて思う。

視覚と食欲とが結びつくせいか、まるでマグロのように丸々太った(たぶん肥満)やつの方が、スリムなのより「目に優しい」。小学生の時以来、鮎を取りに行ってないのでオス・メスの見分け方を忘れていた。これはメス。胸びれを見ただけでわかる。