今日もヤマセ / It’s foggy today

今日もヤマセ
今日もヤマセ

8/20、今日もヤマセ。最高気温26度だが、そこまでいかないだろう。風は弱いが今日は特に濃霧。視界100m。ヘッドライトをつけて走る車もある。

ヤマセとは北東北から北海道にかけ、初夏から秋口にかけて吹く海からの湿った東風、海霧のことだ。山を背にして吹くから山背(やませ)という人がいるが、当て字的な発想で、本当の語源はたぶんアイヌ語にあると思う。

ヤマセが吹くと日照が失われ、植物(海藻も)も海産物にも甚だよろしくない。ばかりか、鬱陶しい気候が人を鬱にする。レースフラワーのあとに白い花が、霧の水滴につつまれて咲いていた。もう夏は終わったよと。

ただいまの制作-8 / New job-8

浮かぶ男 Floating man
浮かぶ男               Floating man

下北へ来て18日目。今は120号3点を並べて制作している。そのうちの1点。ほぼ仕上がりに近い状態。

下北には3つの、それぞれかなり異なった顔を持つ海がある。太平洋、津軽海峡、陸奥湾だ。浮かぶ男はそのどれかに浮かんでいるのだろうか。それとも全く別の海にいるのだろうか。

砂鉄 / Iron sand

砂鉄 Iron sand
砂鉄             Iron sand

Most japanese people don’t know that Shimokita is very rich area in Iron. Bluish sand is Iron in Photo. Walking on the sand in summer is like torture by standing on heated iron plate.

下北半島には豊富な砂鉄が眠っている。かつて製鉄所建設の計画さえあったほどだ。写真ではやや青みがかって見えるのが砂鉄。夏の陽に炙られた砂鉄の上を裸足で歩くのは、熱い鉄板の上を歩く拷問のようなものだった。