子ども本来の輝き

ルピナス 2

幼稚園児が「安倍総理頑張って。◯◯法案通過嬉しい」とか、「教育勅語」を毎朝連呼する幼稚園。今度は小学校ならぬ「小学院」を作るという。正式名称は「瑞穂の国記念小学院」。元自民党の国会議員などが「日本の朗報」だなどと賛辞を贈っている。

恐ろしい時代に戻りつつある、と危惧する。子どもにとって意味不明な語に違いないが、聞く大人には意味があるどころではない。幼児教育を「刷り込み」教育に「すり替え」ようとしている。「国家の為の一国民」を育てようというもので、子ども本来の将来に資するという、教育基本法の理念そのものさえすり替えようとしている。危険な学校だ。

 

 

 

 

ルピナス(輝き)

ルピナス (E’tude 1)

今日も穏やかな一日(室内にいると)。風もなく、ストーブも不要、どころか靴下さえ履かない。全く、今も雪の中で暮らす人々には申し訳ない限り。この住み良い環境を活かさねばバチが当たりそうだ。

なのに頭痛。既にバチが当たったらしい。因果応報、何をやったか知れないが、何をやらなかったかは知っている。つまりは何もやらなかったということ。

屁理屈だが、何もやらないことにも意味はある。積極的不為。積極姿勢が◯、消極性は×。明るい性格は◯で、暗いのは×。当然美人は◯で、反対は×か。問題は定義も基準も不明なことだが、世の中は「そんな屁理屈ばっかり言ってるから、性格が暗くなり、何をやってもうまくいかなくなる」。

やっと本音が出た。やはり、処世術。顔を整形し、能天気に明るく、何にでも積極的に手を出し、失敗は朗らかに人のせいにして、責任などという重く暗いところから逃れる。それが「輝く」ってことかな。

北朝鮮ニュース

北朝鮮のキム・ジョンウンの兄、キム・ジョンナムがマレーシア・クアラルンプールで暗殺され、さすがのトランプ、小池両氏の話題もマスコミから少し遠のいた。庶民はまるで安物のスパイ映画を見ているような気分だろう。我が家も例外ではない。

でも、報道が北朝鮮関連に偏るようになると、(ニュース専門チャンネルでない限り)ニュース枠の中では当然他の重要なニュースが削られていることになる。しかし、私たちの大多数は、その「削られたニュース」が何だったか、を知ろうとはなかなか思わない。ましてやそれこそ隠された狙いだったりする、などとは想像もしない。ニュースにも報道側からの序列があるだけでなく、知りたいニュースと、知らせたいニュースとの間にも大きなギャップがある。

かといって、私たちが個人的にそれらを調べ直すなど不可能だ。できることはニュースを多元的にすることだ。今のパソコン、スマホなら翻訳機能も(十分とはとても言えないが)ついていて、海外からの見方も少しだが解る。国内の地方新聞、テレビもいくつかはヘッドライン程度ならざっと見渡すことができる。

まずは、一つのニュース元に頼りすぎないことが大事だと思う。「事実を報道すれば国民が動揺する」から「親切に」事実報道を控えた、と堂々といってのける報道機関の長もいれば、それを「有り難い配慮」という人々もいる。それが結びつけばどういうことになるか、考える必要がある。